高市首相「中傷動画」作成者が語っていた動機「選挙をスピン・コントロールしたい」「保守的な信条」「トランプ参謀を尊敬」〉から続く

 高市早苗首相の公設第一秘書・木下剛志氏が参加したZoom会議の音声について、首相が「かなり高い声で違和感があった」などと答弁してきた問題。「週刊文春」が、専門業者に依頼して声紋鑑定を実施したところ、「同一人物の音声と推定してよい」との鑑定結果が出た。

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国会で答弁する高市首相 ©時事通信社

答弁を変遷させてきた高市首相

 高市陣営が昨年10月の総裁選や今年2月の衆院選で、他候補を中傷する動画を作成し、SNSに投稿していた問題。一連の動画作戦を依頼したのが木下秘書で、作成や拡散を担ったのが、AIなどに詳しい起業家の松井健氏だった。

 木下秘書や松井氏らは昨年12月17日に、Zoomを利用したオンライン会議を開催している。「週刊文春 電子版」は6月3日、当該会議の音声を公開。これに対し、高市首相は「有料オンライン会員になろうと思わない」「かなり高い声で違和感があった」「秘書本人は『自分の声に似ているが確信は持てない』と」などと答弁を変遷させてきた。

 他方で、木下秘書がオンライン会議に参加していた事実については認め、答弁を訂正している。

警察の捜査にも協力する専門業者に鑑定を依頼

「週刊文春」は今回、警察の捜査にも協力する専門業者「日本音響研究所」に依頼し、声紋鑑定を実施した。昨年12月17日のZoom会議での声と、木下秘書が過去にテレビの取材に応じた際の声を比較。鑑定結果は以下の通りだった。

「同一人物の音声と推定してよい」――。

 6月17日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および6月18日(木)発売の「週刊文春」では、声紋鑑定の詳しい結果のほか、これまでの取材経緯を詳報している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年6月25日号)