渋谷区、ごみポイ捨てに「過料2000円」その場で徴収へ 6月1日から新条例施行 コンビニにごみ箱設置義務も【なるほどッ!】
観光地や繁華街などでのごみのポイ捨て対策として、官民で行われている「あの手この手」をお伝えします。
■渋谷区“ポイ捨て”に「過料2000円」 6月1日から新条例

東京都渋谷区では6月1日から条例を一部改正し、ごみのポイ捨てをした人たちから罰則として、過料2000円を徴収することになりました。
これまでは刑事罰である「罰金」を科すかたちでしたが、警察などの介入が必要で、実効性が低かったという課題がありました。
そこで、行政の担当者などがその場で「過料」を科すことが出来る条例に変更するということになりました。
区の指導員などが24時間体制で巡回し、ポイ捨てをした人を発見した場合、その場で2000円の過料を徴収します。
また、条例には渋谷駅周辺など対象地域にあるコンビニやカフェなどに対し、ごみ箱の設置を義務化する内容も盛り込まれました。設置しない事業者からは5万円の過料を徴収することになりました。
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渋谷の街でごみ問題について聞いてみると...
20代の2人
「ゴミ箱少ないなと」
「ちょうど探していて、いろいろ見てるんですけど、なかなかない」
Q:2000円の過料が科されますが?
40代と30代の2人
「それできれいになるならいい」
「最初は定着はしないと思うが、(過料を)払う人が増えてきたら(ポイ捨て)やめると思う」
■先行導入の大分・由布市 “ポイ捨て”条例施行後に変化

同様の条例をすでに設けている自治体もあります。
大分県由布市では、観光客が多く集まる地域を去年4月から重点地域に指定し、ポイ捨てへの過料徴収や事業者のごみ箱設置義務化を始めました。
施行直後は効果が見られませんでしたが、その後徐々にごみが減り、今年のゴールデンウィークには「道路に散乱する状況はなくなった、効果はあった」と市の担当者が話すほど改善したということです。
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由布市の条例で、これまで過料2000円を支払った人はどのくらいいるかというと「0人」です。
条例ができたことで、地域が一体となってポイ捨への注意がしやすい雰囲気となり、ごみの減少につながったとみられています。
■東京・千代田区「スマートごみ箱」設置へ 自動圧縮でごみ散乱防ぐ

外国人観光客などでにぎわう秋葉原を抱える東京都千代田区では、「スマートごみ箱」を設置する方針です。
このごみ箱は、内部のごみを自動で圧縮してあふれるのを防ぎ、リアルタイムで蓄積状況を管理できるため、効率的な回収作業が可能になります。
ポイ捨て対策の一つとして、千代田区は20台を設置する方針です。
■三重・伊勢市の人気店では「ゴミ割」 アプリで「ポイ活」も

ポイ捨てを減らす取り組みは、民間でも広がっています。
三重県伊勢市の人気店「山村みるくがっこう」では、今月11日から期間限定である試みを始めました。
観光中に出たごみを持参すると、商品購入時に1グループ50円を割り引く「ゴミ割」です。
家庭ごみなどは対象外ですが、街に落ちていた紙くずや空き缶などを持ち込んでもよく、これまでに200人以上が利用したということです。
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さらに、ごみ拾いがポイントになる「ポイ活」アプリも登場しています。
「YUIMAALU(ゆいまーる)」というアプリでは、拾ったごみの写真を撮って投稿するとポイントがもらえて、商品やサービスと交換できます。2021年の配信開始以来、およそ70の企業などがこの取り組みに賛同しています。
官民の様々な取り組みを紹介しましたが、まずは私たち一人一人がごみを街に捨てず、きちんと処分して環境を大切にすることが求められます。
(2026年5月29日放送「news every.」より)
