「戦術を超えた人間性とプロ意識」遠藤航にリバプール重鎮が“異例”の残留要請、地元メディアも賛同「クラブが彼の言葉に耳を傾けてくれるのを願う」
アルネ・スロット監督の下、リードしている試合の終盤に投入され、ゲームを締めるクローザーとして活躍しているものの、プレミアリーグではまだ一度も先発がない。
来シーズンの終了後にはワールドカップが控えており、出場時間を求めて退団を志願する可能性もあれば、余剰人員として放出される可能性もある。
そんななか、チームの重鎮であるキャプテンのフィルジル・ファン・ダイクが先日、リバプールの地元メディア『Liverpool Echo』で遠藤のピッチ内外での貢献を称え、「彼には本当に満足しているし、少なくともあと数年はチームにいてくれるのを願っている」と発言した。
「この夏、リバプールは進化か安定かという決断を迫られるだろう。選手の高齢化、若手の台頭、そして新たな戦術的要求によって、チームの構成は必然的に変化する。しかし、エンドウは残すべき存在のように思える」
「彼が再びレギュラーの座を掴むことはないかもしれないが、彼の価値はチーム構成によって決まるものではない。ファン・ダイクがほのめかすように、選手の中にはチーム文化を築く者もいる。そして、チーム文化こそが最も置き換えるのが難しいものなのだ」
【画像】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
同メディアは「ファンの視点から見ると、これは感情と戦略が重なり合う典型的な瞬間の一つのように思える。来シーズン、エンドウは先発メンバーに最初に名前を連ねる選手ではないかもしれないが、それは重要ではない。ファンは、数字だけでは見落とされがちな、チームを支えている小さな要素を目にしているのだ」と綴り、32歳の必要性を訴えた。
「エンドウは混沌とした状況に平静をもたらす。若い選手にはできないような方法で試合の流れを読むことができる。リバプールがペースを落とし、攻撃の勢いを緩め、最後まで戦い抜く必要がある場面はほぼ必ずある。エンドウはまさにそれを提供してくれる」
記事は「正直に言って、同世代最高のセンターバックであり、リバプールのピッチ上の司令塔とも言えるファン・ダイクがエンドウの残留を望むなら、それは大きな意味を持つ。そこには信頼があり、戦術を超えたエンドウの人間性とプロ意識を認めているのだ」と続け、こう締め括っている。
「移籍騒ぎが絶えない時代に、トップ選手が『この選手を残しておけ。彼は大切な存在だ』と言うのは、実に新鮮だ。サポーターとして、クラブが彼の言葉に耳を傾けてくれることを願うべきだ」
遠藤とリバプールはどんな結論を下すのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
