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 クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ出場が控える1.FCウニオン・ベルリンが、インテル・ミラノからドイツ代表ディフェンダー、ロビン・ゴセンスを迎え入れることとなった。早ければ火曜日にもドイツの首都ベルリンにてメディカルチェックを受ける見込み。一時はインテル残留の傾向かにも思われた29歳は、キッカーが得た情報によると移籍金1500万ユーロで加入。これはわずか5年前まではブンデスに1度も昇格したことのなかった、旧東ドイツ出身の地域密着型クラブにとって当然クラブ史上最高額であり、2027年までの契約でこれからジェローム・ルシヨンとの定位置争いに臨む。

 逆にゴセンスにとっては来夏に控えた自国開催のユーロ出場に向けて、そのドイツのブンデスリーガにおいて、さらにチャンピオンズリーグの舞台も含め、定期的に出場機会を得てアピールを展開していきたいところ。それがインテル・ミラノではなかなか果たすことができていなかった。むしろフェデリコ・ディマルコの後塵を拝しており、さらにここのところはACモンツァのカルロス・アウグスト獲得の可能性も報じられていたところ。アタランタから2022年に飛躍を期してインテルに入団したゴセンスだったが、負傷などの影響でインザーギ監督の下なかなか思うような活躍を見せられなかった。

ウニオンが、ボヌッチに関心?

 ユベントスが残留を望むも退団を視野に入れるレオナルド・ボヌッチについては、当初はフィオレンティーナが獲得に乗り出していると言われていたが結果はでず、イタリアメディアの報道によると、現在は1.FCウニオン・ベルリンも興味を示しているという。しかし同選手のようなサラリーや移籍金など金銭的な負担をアイゼルンが負うことができるかどうかは大いに疑問だ。

ラニ・ケディラが負傷交代

 なお 1.FCウニオン・ベルリンは今季初の公式戦となるドイツ杯初戦にて、アストリア・ヴァルドルフを相手に4−0で快勝。無事に2回戦進出を果たしたものの、その終了15分ほど前に相手選手と競ったラニ・ケディラが、その後に右足の下部を掴み負傷交代、いずれにしても交代が予定されていたアレックス・クラールが投入されている。ウニオンの中盤では開始前から同選手の出場に疑問符がついており、さらにリュカ・トゥサール(大腿)やアンドラス・シェファー(復帰途中)も欠場となっていた。