しかし、これらの成長は販売費および一般管理費(SG&A)が昨年の7億900万ドル(約936億円)から10%増の7億8500万円(約1040億円)へと上昇したことによって相殺された。ジェーンハリ・アンド・アソシエイツ(Jane Hali and Associates)のシニアリサーチアナリストを務めるジェシカ・ラミレス氏は、現在の情勢、およびアパレルを基本とする企業の大多数を苦しめているいくつかのマクロな問題を考慮すれば、リーバイ・ストラウスが発表したのは「妥当な業績」だと語る。「全体として、周知のように卸売に弱い部分が見られており、同社もそのことに言及した」と、ラミレス氏は語る。同氏は、リーバイスが運営しているマスチャネルでは、卸売が厳しい状況が続くだろうと付け加える。第1四半期において、リーバイ・ストラウスの卸売販売チャネルからの収益は2%増加した。「これは、消費者と価格ポイントの低下における困難に起因するものだ。そのため、この問題は、今年いっぱい続く可能性がある」と、同氏は付け加えている。
リーバイ・ストラウスは2021年に、ビヨンドヨガ(Beyond Yoga)の買収によって、アスレジャーへと自社ポートフォリオを拡大した。「この買収には、今になってより注目が集まっており、肯定的に見られている。アクティブウェアの分野は競合が激しい。特に現在は、多数のブランドが存在するが、この競争の激しい市場においてビヨンドヨガはよい地位を占めている」と、ラミレス氏は語る。リーバイスは、ビヨンドヨガに関して、より多くの店舗を開設し、より多くの対面イベントを開催するというマーケティング方法を進めており、それによって、競争の激しい市場で「非常によい位置」に立つことができると、ラミレス氏は述べている。ビヨンドヨガは、9月にサンタモニカで最初の店舗をオープンしたが、親会社は、さらに多くの店舗オープンを控えていると語る。リーバイスは2020年、テック投資を増やしてD2Cの成長を加速したとき、「ナイキ(Nike)のシナリオから、ページの一部を真似して」ターンアラウンド戦略に注力しはじめたと、ラミレス氏は語る。「そして、このプレイブックは、実際に影響を広げつつある」。[原文:Levi’s DTC sales were a bright spot in its first-quarter earnings] Vidhi Choudhary(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:戸田美子)Image via Levi's Youtube