Metaが2023年2月に発表した、有料でFacebookおよびInstagramのアカウントに認証バッジを取得できる「Meta Verified」が、アメリカでサービス開始されました。ウェブ版の場合は月額11.99ドル(約1600円)、モバイル版は月額14.99ドル(約2000円)で認証バッジを入手できるようになります。

Meta launches paid verification on Instagram and Facebook in the US | TechCrunch

https://techcrunch.com/2023/03/17/meta-launches-paid-verification-on-instagram-and-facebook-in-the-us/



Meta Verifiedは、TwitterのTwitter Blueのようにアカウント横に表示される認証バッジ(青色チェックマーク)を取得することができるという有料サービス。Meta Verifiedは2023年2月の第4週にオーストラリアおよびニュージーランドで提供開始となっていました。

Metaが月額1600円でFacebookとInstagramの認証バッジをゲットできる有料サービス「Meta Verified」発表 - GIGAZINE



Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは現地時間の2023年3月17日(金)に、InstagramのMeta Channelで「今日からMeta Verifiedがアメリカで展開されます」と発表しました。

Meta Verifiedにはアメリカ在住のInstagramおよびFacebookユーザーなら誰でも利用可能で、以下のウェイティングリストに参加すれば、いち早く利用可能となります。ただし、Meta Verifiedを利用するには月額料金の支払いとは別に、18歳以上である必要もあるので注意が必要です。

Meta Verified | Get a Verified Blue Check on Instagram, Facebook | Meta

https://about.meta.com/technologies/meta-verified/



また、Meta Verifiedを利用するには身元を確認するための政府発行の写真付きの身分証明書をMetaに提出する必要があります。加えて、アカウントで2要素認証を有効にしておく必要もあるとのことです。さらに、Meta Verifiedで認証されたアカウントは、再度認証プロセスを完了するまでプロフィール名・写真・ユーザー名・生年月日を変更することができなくなります。

Meta VerifiedにはFacebookおよびInstagramのストーリーやリールで使える限定ステッカーが付属しています。さらに、Facebookの配信サービスであるFacebookライブで使える投げ銭のFacebookスターを毎月100個獲得することが可能です。

海外メディアのTechCrunchがMetaに問い合わせたところ、先にMeta Verifiedのサービスをスタートしていたオーストラリアとニュージーランドでの最初のテストから「良い結果」が得られており、既にサービス利用者からの初期のフィードバックの一部を反映しているというコメントが返ってきたそうです。フィードバックを反映した要素には、「検索・コメント・おすすめにおける可視性およびリーチの向上」などが含まれている模様。また、Metaはユーザーから「サービスがわかりづらい」というフィードバックを受けているそうで、オーストラリアおよびニュージーランド以外へのサービス拡大の前に、さらなる調査を実施する予定としています。



なお、TechCrunchは「Metaは創業以来ほとんどのサービスで顧客に料金を請求しないという選択を取ってきましたが、状況が変化していることは明らかです」と指摘しています。