【▲WFOV-Tの想像図(Millennium Space Systems)】


ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)は日本時間2022年7月2日に、「アトラスV」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星は無事に軌道へ投入されたことが、ULAのSNSや公式サイトにて報告されています。


打ち上げに関する情報は以下の通りです。


■アトラスV541(USSF-12 Mission)


打ち上げ日時:日本時間2022年7月2日8時15分【成功】
発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:WFOV-T、USSF-12 Ring


ULAによると、USSF-12ミッションでは、アメリカの国家安全保障のための2つの試験衛星が搭載されたといいます。WFOV-T(Wide Field of View Testbed:広視野テストベッド)は、宇宙で収集したデータを用いるミサイル警報アルゴリズムの研究を主な目的としています。USSF-12 Ringは、6個のペイロードスロットを備えたESPA(※)で、技術実証が目的とされています。


※…EELV Secondary Payload Adapter(EELV(発展型使い捨てロケット)二次ペイロードアダプター)の略、相乗りした小型ペイロードの軌道投入に使われる。


【▲ USSF-12 Ringの想像図(Credit: Northrop Grumman)】



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Image Credit: ULAULA - Atlas V USSF-12

sorae編集部 速報班