中国のポータルサイトに「同じ喫煙でも、日本人のタバコとの付き合い方は参考に値する」とし、日本人と中国人の喫煙者における喫煙習慣の大きな違いについて3つのポイントを紹介する記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・百度に24日、「同じ喫煙でも、日本人のタバコとの付き合い方は参考に値する」とし、日本人と中国人の喫煙者における喫煙習慣の大きな違いについて3つのポイントを紹介する記事が掲載された。
 
 記事は最初のポイントとして、1本のタバコを最後まで吸いきるか否かの違いを挙げた。中国では多くの喫煙者が「1本を吸えるところまで吸いきらないともったいない」と考えてしまいがちで、体に特に悪影響を及ぼしかねないところまで吸ってしまうのに対し、日本の喫煙者は1本を吸い尽くすということはなく、数口吸うことで「やめたくてもなかなかやめられない欲求」を満たせばそこで吸うのをやめて捨てるため、相対的に見て中国人よりも健康に対する害が若干ながら低くなる吸い方をしていると伝えた。
 
 次に、公共の場で喫煙する習慣の有無について言及している。中国でも日本同様に多くの公共スペースで禁煙の表示や注意書きがあるにも関わらず、その注意を無視して公共の場で堂々とタバコを吸う人が少なくないと指摘。一方で、日本人は多くの人が公共スペースでの喫煙を避け、喫煙が認められたスペースを探して一服するため、一日に吸う本数も自然と少なくなるとした。
 
 そして、3つめに挙げたのは、タバコをコミュニケーションツールとして用いるか否かの違いだ。中国では今なお、プライベートにおいても仕事においてもタバコが人間関係を構築する上で大きな役割を果たすケースが少なくなく、喫煙は健康を害するという認識が広まりつつある一方で喫煙者の多くが「タバコは人付き合いをする上で良いもの」という考え方を抱いているため、なかなか喫煙頻度が下がらないと説明している。
 
 一方、今の日本では、喫煙者どうしで一服しながらコミュニケーションを図る機会はあるものの限定的であり、「タバコは人付き合いをする上での必需品」ではなくなっているため、喫煙者や喫煙頻度が昔に比べて低下したと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)