背面サブ画面搭載スマホ特許をサムスンが出願 自撮りモニタに最適?
韓国サムスンが本体背面にサブディスプレイを搭載したスマートフォンの特許を出願していたことが、海外報道により判明しました。

オランダ語テックサイトのLet'g Go Digitalが発見した、米国特許商標庁(USPTO)とWIPO(世界知的所有権機関)に出願された今回の特許。イラストに登場する端末は表面に全画面ディスプレイを搭載し、裏面には本体の半分ほどのサイズの背面ディスプレイを搭載しています。

そして表面にフロントカメラがないことから、この端末では背面カメラと背面ディスプレイをセルフィー用に利用することが想定されます。一般的にスマートフォンの背面カメラは前面カメラよりもより高性能であるため、高い品質の写真が撮影できることでしょう。また背面ディスプレイのサイズが小さいことから、手持ちした時にも画面が隠れず、また汚れにくいなどのメリットも想定できそうです。

このようなデュアルスクリーンを搭載したスマートフォンは、中国Vivoの「Vivo NEX Dual」やNubiaの「Nubia X」が存在しています。そしてどちらもセルフィー時の確認用ディスプレイとして、サブディスプレイをアピールしているのです。

また、現在発売が延期されている折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」にも、4.6インチの背面ディスプレイが搭載されています。ただしこちらは自撮り用というよりも、本体を閉じた時にもスマートフォンの機能を使うために搭載されています。

サブディスプレイの搭載は製造コストを押し上げるため、スマートフォン業界ではあまり採用例が広まっていません。しかしこれからラインナップが拡大されるであろう折りたたみスマートフォンなら、その活路が見いだせるのかもしれません。