炭素繊維を太さ0.1―1mmの糸状に、どんな用途がある?
糸の太さは0・1ミリ―1ミリメートル程度で、炭素繊維の本数を増やすことでさらに太くすることも可能。例えば、120本の炭素繊維で太さ約0・5ミリメートルの糸にできる。糸の長さは数千メートルも可能で、一般の糸と同様、ボビンやカセットに巻き取ってユーザーに供給する。
垣堺精機では「世界で初めての素材になるので、どんな用途があるのか、いろいろなサンプルをつくる必要がある」(垣堺社長)ため、当初は糸での供給からスタートする考え。編んでシート状にしたり、切り刻んで補強材にしたり、「さらに太くしてワイヤにすれば、鋼製よりも細くて軽く、さびないロープにできる」(同)など、炭素繊維の強みを生かせる多様な用途を想定している。
販路は国内だけでなく海外へも展開する予定。まずは提携関係にあるドイツの大学と研究機関に提案する考えだ。
