新社長に聞く、安定から攻めへ転じる三菱電機の成長軸とは?
三菱電機は18年3月期に売上高4兆4200億円、営業利益3250億円を見込む。いずれも過去最高になる。営業利益率は7・4%で20年度目標も視界に入る。
三菱電の業績は企業の設備投資需要に支えられ、サーボシステム(産業機械の制御機器)などFA関連がけん引する。
20年度目標の達成に不可欠なのが、FAに次ぐ成長性の高い事業の創出だ。自動車機器や空調関連の伸びしろがカギになる。杉山社長は「成長投資を続けて、(重点分野の)収益性を高めていきたい」と述べた。今後の強化分野としては自動運転を挙げた。
ソフトウエアと機器などを組みあわせた製品やサービスの展開も課題だ。「事業部門が強いのが当社の特徴だが、強みを失わずに組織横断的な取り組みを始めたい」と体制変革を進める。
三菱電は不採算事業にいち早く見切りをつけ、収益性重視にかじを切ったことが奏功し、安定的に利益を出してきた。日本の重電業界では日立製作所と東芝が双璧だったが、東芝の経営危機もあり、売上高では東芝も射程に収める。
