NECが世界最高性能のスピン流型素子、センサー電源向けに実用化目指す
スピン流熱電変換素子は温度差を電子のスピン流に変え、これを電流に変える。熱流から電流の変換に、スピン流を仲介することで熱流の垂直方向に電力を取り出せる。そのため素子の構造が単純になり、磁性絶縁膜と金属膜を積層するだけで機能し量産化しやすい。
今後、実用化に向けて1平方センチメートル当たり1000マイクロワットに変換性能を引き上げる。プラチナの代替元素も探す。
温かい配管にシートを巻き付けて配線すると、排熱を電力に変えてシートから給電できるようになる。熱電変換によって素子が劣化しないため、太陽光発電や振動発電に比べて長寿命が期待される。
またシートに電流を流すと巻き付けた対象を加熱したり冷却したりできる。排熱発電や精密温度制御用途に提案していく。
