ゴミ発電や工業団地の廃熱…自治体が官民連携で電力を“販売”
新会社「所沢新電力(仮称)」の資本金は1000万円を想定。4者で出資し、所沢市が半数以上を出資する計画だ。出資比率は今後詰める。藤本正人市長は「市民とともに取り組みを大きくしたい」と述べた。新会社は設立5年後に売上高21億円を目指す。
日刊工業新聞2017年11月14日
磐田市は野菜工場に電気・熱を供給
JFEエンジニアリング(東京都千代田区、狩野久宣社長)と静岡県磐田市は2日、共同でエネルギー供給事業を開始すると発表した。両者で共同出資会社を設立する。磐田市内の商工業団地や近隣の野菜工場向けに、電気や熱、二酸化炭素(CO2)を提供する。官民連携による電気・熱の供給事業は日本で初めてという。4月1日に共同会社を設立し、電力の販売から始める。
官民で設立する「スマートエナジー磐田」の資本金は1億円で、JFEエンジ94%、磐田市5%、磐田信用金庫1%をそれぞれ出資する。
スマートエナジーは市内の商工業団地「磐田ららシティ」内に、約13億円を投じガスエンジン発電所を建設。2018年度下期をめどに稼働する。JFEエンジは同事業で20年度に、20億円の売上高を目指す。
発電所の発電出力は3000キロ―4000キロワット規模を想定、まずは商工業団地内の数十社へ提供する。ガスエンジンで発電した電力とともに、排熱を使って温熱や冷熱を供給。富士通やオリックスなどが近隣で運営する野菜工場向けにCO2も提供する。磐田市で運営ノウハウを蓄積し、将来は他地域での実施も検討。JFEエンジは5年後に数十の自治体へ拡大する考え。
同日会見した吉田佳司JFEエンジ副社長は「この取り組みはエネルギーの地産地消に先鞭(せんべん)をつけるだろう」と期待を示した。
日刊工業新聞2017年2月3日
