滋賀県立大津商業高等学校(滋賀)

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集合写真(大津商)「走塁・投手力・打線のつながり」がチームのウリ

■世界視野の部活動も存在 滋賀県大津市に存在する大津商業高等学校。校訓は「誠実・敬愛・自立」であり、責任を持って行動できる職業人としての基礎・基本を徹底する教育を行っている。また、部活動は多くが県上位入賞や優勝をはじめ、毎年近畿大会や全国大会・インターハイに出場している。高校から始めた競技でも、世界を視野に活躍している部活動もあります。

■名物練習は坂?! 現在、1年生9名・2年生18名・3年生18名の計45名で活動している大津商野球部。雨などでグラウンドが使えない際には、グラウンドの横にある坂を使い、ダッシュをしている。「本当にいい練習になります」と木下 大志主将は語る。 チームのウリは「走塁・投手力・打線のつながり」。新チーム当初は打ち勝つ野球を目指したが、オフシーズンには守備練習に着手。その成果の現れからか、春の1、2回戦で完封勝利を挙げた。「川口 魁輝・鎌田 優希が素晴らしい投球をしてくれました」と木下主将は振り返った。

■悔しい思いをした秋大 新チーム開始となった夏休み。チームとして出来上がってない中で練習を乗り越えたことは、思い出深いと木下主将は話す。夏休み後の秋大で、大津商は1回戦で彦根総合と対戦。試合は6対4で敗れてしまった。この一戦を木下主将は「自分たちの実力をしっかりと発揮すれば勝てた試合だった」と悔しい思いを語った。

■大津商の注目選手は? 木下主将は夏のキーマンに足立 陸斗を指名。また、周りを明るくする酒井 健人をムードメーカーとして期待している。「2年生ですが、練習や試合でのムードメーカーです」と酒井を語った。

■一生の思い出に残る夏に 現在、大津商は「雰囲気良く、ダラッとしないように」というテーマで、練習に励んでいる。最後の夏に向けて木下主将は「甲子園に行きます!!」と力強く意気込んだ。

左から鎌田 優希、木下 大志、山口 豊(大津商)夏は甲子園へ

ここからは鎌田 優希副主将(3年)と山口 豊副主将(3年)にお話を伺いました。

Q.夏に向けて見つかった課題を教えてください

鎌田:制球力・リリースの確定・緩急をつけることです。山口:個人では好機での一打、チームとしては監督と選手の意思疎通です!

Q.ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?

鎌田:春2回戦で、大会初完封を達成したことです!さらにその試合ではサヨナラ安打を放ちました!山口:初めて本塁打を放った時です!

Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?

鎌田:声の出し方と、攻守交代の全力疾走です!山口:チャンスでの打撃です!

Q.このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?

鎌田:つなぐ野球はどこにも負けてないと思います!山口:練習の雰囲気、選手の仲が良いところです!

Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!

鎌田:甲子園で優勝します!山口:甲子園に出場します!

鎌田副主将・山口副主将、ありがとうございました!

「全員野球」で滋賀の頂点へ!

  ここからは田中 正春監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 4月から監督を交代し、チームの指揮を執っています。前任監督の転勤に伴い、復帰をいたしました。 もともと能力のある選手が数名いましたが、チームとしてまとまりがありませんでした。しかし、練習や練習試合を重ねる度に、「野球の奥深さ、野球の怖さ、1勝することの大変さ」を説いていきました。そうしたことにより、歯車がかみ合い、チーム力を発揮できるようになり試合の勝ち方も身についてきました。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 4月以降、チームの雰囲気も変わって頼もしさが増してきました。3年生中心のチームですが、「全員野球」の成果が現れてきました。夏は一戦必勝!「全員野球」で滋賀の頂点に立とう!

田中監督、そして大津商野球部の皆様、ありがとうございました!

今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!