旧ジャニーズ事務所の大規模な性加害問題に端を発して、「男性の性被害」が注目されるようになった。ただし、クローズアップされるのは、肛門性交や口腔性交を伴う性被害が中心であり、公共の場で知らない人間に触られる「痴漢被害」が声高に問題視されることは少ない。痴漢被害にあった男性が弁護士ドットコムニュースの取材に「男性ゆえに痴漢被害を深刻に受け止めてもらえなかった」とうったえる。(弁護士ドットコムニュース編