NATO全面支援の反乱軍の手によって拘束されるや、その場で殺害されたリビアの元最高指導者カダフィ大佐。その最期は世界中に衝撃を与えた。

 一方、独裁的な体制から解放されて喜ぶ市民の間からは、こんな話も流れてくる。
 「アイツは世話役を処女で固めていた」「好みの中肉中背ブロンド女を集めては、乱交に興じていた」「反体制派弾圧のため大量レイプを促進した。兵士にバイアグラを配っていた」
 “死人に口無し”の類いではなく、「レイプ作戦」などは国際裁判でも取り上げられているという。

 それにしてもカダフィには、この手の話が山のように出てくる。
 「愛人が少なくとも5、6人はいて、精力絶倫として知られていた。逃走後も、しばらくはこの独裁者の傍らにいたと言われているのが、大佐の一番のお気に入りだったウクライナ人のガリーナ・コロトニツカヤ嬢(38)です」(全国紙国際部記者)

 米国の内部告発サイト『ウィキリークス』の外交文書にも登場したことがあるというガリーナ嬢。一体どれほどの美人なのか。
 「看護学校を卒業後、ウクライナのキエフにある派遣会社からの斡旋でリビアに渡り、軍付属病院で働いた後、カダフィ大佐の側近に呼ばれました。そのむっちりとした肉感から醸し出される色気に打ちのめされたのでしょう。お尻からフェロモンが漂うほどなのに、脚は細く、まさに理想的なトランジスタ・グラマーです。それに、大佐の大好きな金髪でしたね」(海外通信社記者)

 このガリーナ嬢、実はカダフィが追い詰められ始めた10月上旬に、「ノルウェーに逃亡した」という説が外電筋で浮上している。
 「2月に一部報道で国外に逃げたと言われますが、9月にリビアで目撃された情報がありますから、殺される寸前まで一緒にいたのは間違いないでしょう。いまだに反カダフィ派の一部からは、『堕落した魔女であるガリーナを、草の根を分けてでも捜せ』との声が上がっています」(国際ジャーナリスト)

 セックス、酒、女…この世の享楽を貪りつくした男に愛されたばかりに始まった魔女狩り。ガリーナ嬢は今、何を思うのだろうか。