10日、オランダ遠征より帰国したサッカー日本代表。オランダ&ガーナを相手に1勝1敗という結果となったが、現時点では岡田武史監督が掲げるW杯ベスト4という目標に程遠い仕上がりといわざるを得ない。

そんな折、12日放送のスポーツ番組『SUPERうるぐす』では、サッカー解説者・武田修宏氏が帰国直後の田中マルクス闘莉王を直撃、遠征の成果を尋ねた。

冒頭、闘莉王は「ワールドカップ出場を決めて、一ヶ月半ぶりに代表を集めて、あのくらいのレベルの高さで(試合を)やらせてもらったので非常に楽しかった部分もあったし、勉強ができた」と語る。

だが、実際のオランダ戦では、後半だけで3ゴールを奪われた日本代表。武田氏から、「オランダ戦でできたこと、できなかったこと」を訊かれると、「まず守備ですね。3失点してたら話しにならない。具体的には、クロスの一本でも、魅力的な一本でも、飛び込んでくるところ、それを狙っているところ。迫力が違った気がしますね」と振り返った。

また、自己主張が強い本田圭佑の話題になると、「代表は基本的に個性が強い選手ばっかりだと思うんですよ。だからといって、みんな自分のことばかり考えるとチームが成り立たない」と語った闘莉王。逆転勝利を収めたガーナ戦のことになると、相手の身体能力について「(フィジカルが)全部上回ってますね。コンクリートに当たっているみたい。ビクともしない。凄いですよ、やっぱり」と驚いた様子で話した。

それでも、インタビューの最後に改めて目標を訊かれた闘莉王は、「やっぱ、ベスト4ですね。大舞台が好きなんで、足が震えるくらいのドキドキを。生きている感じがする」と語ると、笑顔をみせた。