YouTubeチャンネル「パクくんの東大留学」が、「学校では教わらない在日の歴史。なぜ世界で日本だけ「朝鮮籍」が存在するのか?」を公開した。動画では、出演者のパクくんが、日本にのみ存在する「朝鮮籍」という身分の成り立ちや、在日コリアンを取り巻く歴史的な背景について解説している。

動画は、在日コリアンが日本国籍を持てなかった理由からスタートする。1945年の終戦後、様々な事情で日本に残る選択をした人々は、1952年のサンフランシスコ平和条約発効に伴い、日本政府の宣言によって日本国籍を喪失し「無国籍」となったと語る。

続いて、南北に分断された祖国を前に、在日コリアンが国籍の選択を迫られた歴史に言及。韓国政府を支持する人は「韓国籍」を選べた一方で、日本政府が北朝鮮を国家として認めていないため「北朝鮮籍」は選べず、どちらにも属さない「朝鮮籍」のまま残る人が生まれたと説明する。

さらに、世界で日本にしか「朝鮮籍」が存在しない理由について、パクくんは「朝鮮という名前は1948年に韓国と北朝鮮に分断されたことで消えたから」と指摘。国際法上も主権国家として存在せず、日本国内だけで通用する「便宜上の記号」であるという見解を示した。

最後に、在日コリアンが日本に住み続けられる理由として、1991年に明文化された「特別永住者」制度を紹介。パクくんは「同じ在日という言葉の中で、複数の世代、立場、意識が重なり合って存在しています」と述べ、一人ひとりの異なる背景や考え方を理解するきっかけにしてほしいと締めくくった。