iPhone 6を契約するなら、どこが一番おススメ? キャリアの料金を徹底比較

写真拡大 (全3枚)

『噂の答え合わせ! アップルが「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」を発表』で紹介したように、2014年9月9日に正式に発表された「iPhone 6」「iPhone 6 plus」(以下、iPhone6に統一)が明日(2014年6月19日)発売される。

製品名の末尾数字が「5」から「6」に上がっていることからも容易に理解できると思うが、今回はデザイン変更を含めた大規模モデルチェンジであり、あらゆる面で従来のiPhoneとは一線を画す製品に仕上がっている。既存のiPhoneユーザーだけでなく、Androidユーザーの中にも買い替え、または買い増しを検討している人も多いのではないだろうか。

iPhoneシリーズは現在、回線業者として3大キャリアが選択できる唯一の端末だ。そのためiPhone 5s/5cシリーズと同様にiPhone 6は、ドコモとau、ソフトバンクモバイル(以下、ソフトバンク)の3キャリアが一斉に発売する。

ほかにもアップルストアでSIMフリー版のiPhone 6を購入する人もいるかもしれないが、それは一部のパワーユーザーだけで、いずれかのキャリアのショップに足を運び機種変更や買い増ししようと考えている人が大半だろう。

やはり気になるのが「どこのキャリアで契約するといちばんお得か?」だ。前回のiPhone 5s/5cのときのように各社こぞって様々なキャンペーンを打ち出しており、何がどうなっているのかさっぱりわからないという人も多いだろう。

そこで編集部では、3キャリアで料金比較表を作って、iPhone 6で一番お得なキャリアがどこになるのか調べてみた。

■一番お得な料金のキャリアはどこなのか?
キャリアの料金には、新プランと既存プランの2種類がある。たとえば新プランは、通話定額に月額2,700円(各社横並び)の費用が必要であり、この部分は削れない。固定セット割が使えることを考慮すると、auとソフトバンクはドコモに比べてお得感がある。

既存プランなら月額934円からで、通信料は7GBまで定額なので、通話をほとんどしない人に既存プランはオススメだ。この既存プランは新プランに比べて安い基本料で済むが、ドコモは既存プランの新規受付を終了。機種変更では既存プラン選択も可能だが、端末代金サポートの月々サポートが適用外となるので、iPhone 6を購入した場合、端末代金の負担額が高額となってしまう。新プランしか現実的な選択肢がない状況だ。

■auとソフトバンクならどっちがお得?
auとソフトバンクを比較すると、新旧プランや下取りは、ほぼ同じであった。そこで詳しく調べてみると、ソフトバンクでは、料金が安くなる既存プランの受付は11月末まである。今ならiPhone 6を契約しても既存プランでお得に契約できそうだ。

ただし、MNPや新規でソフトバンクで既存プランを契約する場合、下取りキャンペーンが適用外となる。現在使っている端末を下取りに出してお得に契約しようと考えている人は注意が必要だ。
となるとソフトバンクユーザーでなければ、ソフトバンクのiPhone 6に乗り換えるメリットはなさそうだ。

■今後の条件変更は流動的だが、いま選ぶならauが絶対お得!
auもどうせ似たようなものだろうと新旧プランの契約条件と下取りの料金をチェックしてみた。ところがauは他社からの乗り換えであっても各キャンペーン(端末割引、下取り)および既存プラン契約がOKになっている。何度か見直したが、これはかなりの太っ腹だ。

ただし、これはあくまで現時点での話。明日になれば、料金プランの緊急変更で各社とも対抗してくる可能性が高い。ただし現状であればauはすべてのプランを選べる。契約条件を自由に選べるという点においては“auが最強”と言えるだろう。

もちろんキャリアとの契約は個人ごとに異なるので、長年契約している人の中には機種変更や買い増しで使えるポイントが貯まっているという人もいるだろう。かくいう筆者もauの WALLETポイントが数万円分溜まっており、どのキャリアよりも安くiPhone 6を入手できそうだ。こうした条件が入ってくるとどこを選択すればいいかは大きく異なってくることに注意してほしい。

iPhone 6への機種変更や乗り換えを検討している人は、こうした料金表も参考に購入を検討してみてほしい。たとえば、筆者の自宅近辺では、au以外の電波を掴むことができない。こうなると選択するのはauのiPhone 6以外なくなる。

たとえばソフトバンクの電波だけしか来てないのであればソフトバンク、ドコモの電波しか来てないならドコモと、電波の条件によっては選択肢すら与えてもらえないケースもある。

キャリアを選択する際に注意すべきは、こうした電波環境、そして料金だ。電波環境に問題がないのであれば「現状でどのキャリアがお得か?」という質問には、auがお得であると答えて差し支えないと思う。

iPhone 6(アップル)