Pocket」や「Instapaper」などの、あとで読む系サービスを駆使して毎日のニュースや自分の興味のある情報を収集している人も多いかと思いますが、保存した記事が多すぎて消化しきれず、気づけばトンデモナイ量の記事が溜まりまくってしまっている、ということもあるもの。そんな積ん読状態になった記事たちを、新聞風に印刷して手にとって読めるようにしてくれるサービスが「PaperLater」です。

PaperLater

https://www.paperlater.com/



「PaperLater」の使い方はとても簡単で、スマートフォンやPCでPocketやInstapaperの「あとで読む」ボタンを押すように、印刷したい記事ページを開いてPaperLater専用の「Save for PaperLater」ボタンを押すだけ。



そうやって溜まった記事を印刷すれば、PaperLaterが自動で新聞風にレイアウトをアレンジして、注文から3〜5日後には自宅のポストに届けてくれます。



印刷されたものはこんな感じの封筒に入って届きます。非常にラグジュアリー。



ウェブ上の記事やブログポストがPaperLaterで印刷するには最適なもののようで、スライドショーのような写真の多いウェブページはうまく印刷できない場合があり、PDFページや有料ページなどの印刷にも現在のところは対応していないとのことです。



PaperLaterは新聞風に印刷されるので、4の倍数ページで注文する必要があり、最小印刷ページ数は8枚、最大印刷ページ数は24枚。そして、用紙は55gsmの新聞用紙が使われ、通常の新聞紙よりも分厚く破れにくいもの、とのこと。



新聞を一部印刷してもらうのにかかる費用は4.99ポンド(約870円)で、現在イギリス国内でベータサービスをスタートさせており、イギリス国外にもサービスを展開する予定とのこと。



実際に印刷された新聞がどんな感じになるのかは以下のムービーから見ることができます。

PaperLater - YouTube

このPaperLaterは、オリジナル新聞印刷サービスの「Newspaper Club」が新しく展開するサービス。Newspaper Clubは2009年に誕生し、世界30カ国にて500万部以上のオリジナル新聞を印刷してきたという実績あるサービスです。

Newspaper Club - Make and print your own newspapers

http://www.newspaperclub.com/



Newspaper Clubでは、左からMinis(180mm×260mm)・Tabloids(289mm×380mm)・Broadsheets(375mm×520mm)という3つのサイズのオリジナル新聞もしくは雑誌を印刷可能。価格は印刷する部数とサイズによって異なってきますが、Minisの場合は最小印刷部数が100部の価格は221ポンド(約3万8000円)から、TabloidsとBroadsheetsの最小印刷部数は1部で、価格はそれぞれ14ポンド(約2400円)と22ポンド(約3800円)から、となっています。



なお、PaperLaterを使用して積ん読状態の記事がうまく消化できるのか、それとも現実世界でも積ん読状態となってしまうのかは不明です。