数々の難事件を解決するも、その変人ぶりから、窓際部署「警視庁特命係」に追いやられーー。水谷豊のハマリ役、杉下右京が主役の刑事ドラマ『相棒』は、シーズン12となる今季も初回視聴率は19・7%と絶好調!そこで今回は、本人も「おやおや」と驚く“右京さまの秘密”を大暴露!

●杉下右京の名前の由来はあの名作ドラマから!
 日本テレビ系で72年から放送された名作ホームドラマ『パパと呼ばないで』がそれ。主役「安武右京」を石立鉄男が演じて大ヒットしたが、ドラマでの「右京さん」という呼び方の響きがよく、『相棒』の主役「杉下右京」の名前に採用したそう。『相棒』の和泉聖治監督らが座談会で明かしている。

●実は『黄金刑事』というタイトルに決まる寸前だった
 これで「ゴールデンコップス」と読むそう(笑)。だが、スタッフ全員の納得が得られず“仮タイトル”扱いにされていたところ、中華料理店での食事中にスタッフから誰ともなしに『相棒』というフレーズが出て、結局これが正式な番組タイトルに。未だに、このフレーズを誰が思いついたのかははっきりしないそう。

●『相棒』は宝塚で舞台化されたことがある
 10年に舞台化され、オタク風ルックスな鑑識係・米沢守(六角精児)までが美しきタカラジェンヌによって演じられ話題に! このとき右京を演じた真飛聖は、その後、甲斐享(成宮寛貴)の恋人役の美人CA・笛吹悦子として、現在レギュラー出演中だ。

●右京の相棒の名前は3人とも「か」で始まり「る」で終わる
 寺脇康文が演じた初代は「かめやまかおる」。及川光博が演じた2代目が「かんべたける」。そして成宮寛貴が演じる3代目が「かいとおる」。じつはこれ、最初から狙ったわけではなく、及川が登場したS−7でスタッフが気づき、その後、成宮が3代目として登場することになった際に、同じ法則を踏襲することにしたそう。ちなみに、法則はもう一つあり、3人の名字はすべて実在の地名でもある。

 トリビアを“相棒”にしてドラマを見れば、いつもよりも2倍楽しめちゃうかも!?

文/上杉純也(ライター)