複数の韓国メディアは26日、日本メディアの報道を引用し、日本で毎年大みそかに行われるNHK紅白歌合戦の出場歌手に、韓国アーティストが含まれないことが明らかになったと伝えた。

 2011年は日本での韓流ブームに乗り、東方神起、少女時代、KARAら3組が出場した。報道によると、韓流アーティストは今年も日本で精力的に活動したが、竹島問題など日韓問題の摩擦から国民感情を配慮したものとみられる。

 韓国では、人気を集める3組のほかに、BIGBANG、2NE1、2PM、スーパージュニアなどの活動も目立ったことから、今年は少なくとも4組が紅白に出場できるのではないかとの見方も出ていた。8月に竹島問題などで日韓関係が悪化した際には、韓国歌手の出場を危ぶむ声もあったが、NHK側が「政治と文化は別」との考えを示したことや、オリコンスタイルが発表した出場歌手予想に東方神起と少女時代の名前が挙がったことなどから、再び肯定的な見方が広がっていた。

 今年はFNS歌謡祭、ベストヒット歌謡祭にも韓国アーティストは出場しない。韓国メディアは、「日本の年末歌謡祭『紅白歌合戦』韓国歌手なし」「日本年末3大歌謡祭、K−POP歌手全滅『韓流ボイコット』始まる」などの見出しで伝えた。(編集担当:新川悠)