全ブラウザでP2Pファイル交換できるようになる「BitTorrent Torque」アルファ版リリース

by Deleket
10年以上前に登場したBitTorrentの技術とクライアントはインターネットを大きく変えましたが、BitTorrent社が再びウェブを根本的に変えるものとして「BitTorrent Torque(ビットトレント トルク)」をリリースしました。
Introducing BitTorrent Torque | The Official BitTorrent Blog

BitTorrent社が世に送り出した「BitTorrent」はP2Pを用いた通信プロトコルと、そのクライアント名のこと。インターネット上でファイルをダウンロードしようと思うと、通常はサーバからのダウンロードになり、どうしても一極集中してしまいます。しかし、BitTorrentの場合はそれぞれダウンロードしている最中のクライアント同士でもファイルの断片の受け渡しが行われ、それを最終的にクライアントが1つのファイルに戻すため、人気のあるファイルであればあるほど多くの人がファイルの断片(あるいは完成したファイル)を持つことになるので早くダウンロードが可能になります。
ここに改めて革命を起こすべくリリースされたのが「BitTorrent Torque」です。簡単に言ってしまえばBitTorrentとブラウザとを統合する新技術ということになります。
BitTorrent TorqueはJavaScriptライブラリとプラグインから構成されています。本丸部分に当たるのが「btapp.js」で、これはBitTorrentクライアントの全機能にアクセス可能なライブラリ。これを使用することで、JavaScriptを使用するウェブアプリにBitTorrent技術を組み込むことが可能になります。ブラウザとBitTorrentというと、OperaではBitTorrentクライアントを内蔵していますが、BitTorrent Torqueではブラウザが何かといった環境に依存することはありません。
Torque Labsでは、実際にどのようなアプリが動作するのか、今後どういったアプリが登場予定なのかを見られるようになっています。

「OneClick」はGoogle Chromeの拡張機能で、ZIPファイルなどをダウンロードするのと同じような感覚でトレントをダウンロードできます。

「Paddle Over」はファイルをドラッグ&ドロップするだけで特定のユーザとやりとりが可能。
さらに、今後、トレントのムービーファイルを直接ストリーミング再生が可能になる「Torrent Video Streaming」、μTorrentの設定を最適化して共有できる「uTorrent Settings Toolbox」、μTorrentクライアントを経由してトレント上の面白いファイルをFacebook上の友人と共有できる「uTorrent Friends」、クラウドやホスティングなど不要でPC上のファイルへアクセス可能なリンクを生成する「Nud.gs」、Twitterでファイル配布告知ができる「Loftly」、利用しているクライアントの機能を損なうことなくすべてのトレントをウェブ経由で操作する「BitTorrent Web」、APIとして「Connected Devices」「Torrent Download Anti-virus」「Transcode Media」「Folder Listener」などのリリースが予定されています。
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