トランプ氏の閣議で撮影されたベッセント氏のメモ帳の「To Doリスト」には円買いの記述が/Daniel Heuer/Reuters

CNN)トランプ米大統領は2日、円が対ドルで40年ぶりの安値に下落したことを受けて米国が円買いを行った措置について、「友好の証」だと述べた。

トランプ氏は大統領専用機エアフォース・ワンの機内で記者団に対し「円安に悩まされている日本は、少しばかりの支援を求めてきた。我々は常に日本を支援する」と語った。

トランプ氏の発言に先駆け、英紙フィナンシャル・タイムズは7月31日、関係者の話として、ニューヨーク連邦準備銀行が財務省の指示でユーロを円に交換したと報じていた。

トランプ氏は2日、円買い介入は「世界経済にとって良いことだ」との認識を表明。昨年アルゼンチンに200億ドル(約3兆円)の金融支援を行ったことや、ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したことを例に挙げ、米国の介入が他国の経済強化に役立ってきたと主張した。しかし、こうした行動の影響はより複雑なものとなっている。

ベッセント財務長官は、米国と日本が7月31日に円相場の混乱に対処するため為替対策を連携して実施したと述べ、財務省は「今後も共同介入に躊躇(ちゅうちょ)なく参加する」と付け加えた。

ロイター通信が同日、キャンプデービッドで行われたトランプ氏の閣議で撮影した写真には、ベッセント氏がメモ帳に今後の米国の円買いに関する「To Doリスト」を書き込んでいる様子が写っていた。そこには「To Do」という下線付きの文字に続いて「50億〜100億ドル相当の日本円(JPY)を購入する」と記されていた。

以前、保守派に位置する日本の高市早苗首相を「素晴らしい」と評したトランプ氏は、今回の措置について、米国にも経済的利益をもたらすと述べた。ただその具体的な内容については説明しなかった。

「日本は、いつだって我々にとてもよくしてくれる。もちろん真珠湾攻撃は別だが」。トランプ氏は冗談交じりにそう語った。