23年のジャパンCを制したイクイノックス

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 競走馬の国内最大のセリ「セレクトセール2026」(北海道苫小牧市・ノーザンホースパーク)が7月13、14日に迫る。2日目の当歳セッションに「デアリングタクトの2026」を上場する岡田スタッドの岡田牧雄代表に単独インタビュー。無敗の牝馬3冠馬に“世界一”の父イクイノックスを配合して生まれた牡馬への期待の高さを語った。前編では「ケタが違う」と表現する父イクイノックスの現役、種牡馬入り後に感じたすごさを語る。(取材・構成=浅子 祐貴)

 ―現役時代のイクイノックスをどう見ていたか?

 「競走成績がすごいというのは皆さんの共通認識だと思うけど、私は新馬戦からずっと見てきて、多分、皐月賞とダービーは負けるだろうなという感じで見ていて。デビューした頃は虚弱体質だなって感じがすごく分かる。だけど、背中の強さや可動域、とにかく皮膚の筋線維が細やかで、強靭な筋肉の持ち主だというのは、私がずっと馬を見てきたなかでも、それに近い馬が何頭かいたかなぐらいの感覚だった」

 ―これまで現役時代に評価していた馬は。

 「ディープインパクト、アーモンドアイ、サイレンススズカが私のなかでは3強だったけど、イクイノックスを見た時に上回るくらいの感覚の馬だなっていうふうに思った」

 ―種牡馬イクイノックスについて。

 「現役時代に自分の思ったような成長線を描いて、世界一になったので、注目していた。初年度は種付け料も高かったので、1頭に付けたのかな。子供を見てから判断しようと思って。見た時に、やっぱり違う、ケタが違うって思った。自分の馬を見て、すごいなこれって思ったのはイクイノックス(の産駒)が最初」

 ―他の牧場の産駒について。

 「ノーザンファームとか、社台ファームの産駒もとにかく興味があったし、生まれたとなるとすぐに見に行った。自分がシンジケートの株も何もない馬に対して見に行くことは、ほとんどない。何株でもいいから、なんとかして頼み込んで(株を)持ちたいなって、そういう感覚でしたね」

 ―父から伝わる産駒の良さは?

 「父親のいい筋肉を受け継いでいる。遺伝的に競走馬、種牡馬の優秀さを判断する一番は筋肉。筋肉の優秀さが種牡馬としての成功だと思っているので」

 ―これからはイクイノックスが競馬界をリードする存在に?

 「イクイノックスに関しては子供たちを見て、またサンデーサイレンスと同じようにイクイノックスの時代が来るんじゃないかな? ぐらいの感覚を持ってしまったので。種付け料をもう少し安くしてくれたら、もっと種付けしたいけどね(笑)」

(中編に続く)

 ◆岡田スタッド 北海道新ひだか町にあるサラブレッドの生産牧場。繁殖施設は新ひだか町や日高町に、育成施設は新ひだか町、えりも町、福島県小野町にある。主な生産馬にマツリダゴッホ、タイトルホルダー。ノルマンディーファームやオカダスタッドなどを総称して岡田スタッドグループという。デアリングタクトを所有したノルマンディーサラブレッドレーシングは、岡田スタッドを母体とするクラブ法人。