佐藤二郎から橋本愛へのハラスメント報道が大きく話題になっている(左/時事通信フォト)

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 4月期に放送されたドラマ『夫婦別姓刑事』(フジテレビ系)の撮影中、共演者の橋本愛(30)とトラブルになっていたことが明らかになった佐藤二朗(57)。フジテレビが7月7日に再び声明を出して、詳しい経緯を発表した。

【写真を見る】橋本愛と佐藤二朗の“キョリ感” ドラマ『夫婦別姓刑事』での共演シーンほか

 佐藤と橋本のトラブルは、初め『週刊文春』に報じられて、双方の事務所、フジテレビの3者がコメントする事態へと発展していった。フジテレビは7月2日、〈当社から男性俳優の言動について、厳重注意を行うとともに、再発防止を求めたことは事実です〉と認めた。しかし騒動が長引く中、同局は7日、新たな声明を出し、詳しい経緯を説明するに至った。

 今回の声明について、どのような内容か、芸能記者が解説する。

「3月22日に行われた車内での撮影で、台本上明示されていなかった形で佐藤さんが橋本さんの顔に触れる場面があったようです。

 フジ側も橋本さん側もこの接触自体をセクシャルハラスメントと捉えていないものの、〈それまでの撮影を通じて、男性俳優には、アドリブでの身体接触がある演技や他者との距離感が近いと感じた場面もあった〉として、橋本さん側の所属事務所からフジテレビのプロデューサーに対して、佐藤さん側に"演技上の配慮に関する事項"が伝えられているかの確認がされたといいます」

 身体接触について佐藤にも共有した結果、〈演技する上で、どの範囲の身体的接触であれば問題がないのかについて女性俳優本人に直接確認したい〉との申し出があった。

 橋本側の事務所社長も交えた形で協議が行われる予定だったというが、フジテレビの声明によると、〈その協議の場が整う前に、男性俳優が女性俳優と二人きりで話したいとして女性俳優の楽屋を訪れたとの連絡が入りました〉。その場では、佐藤から橋本に対して、「演技に制限があるのであれば事前に言うべきである」という旨の発言がされたという。

 話し合いから約2週間後、佐藤は再び橋本の楽屋をひとりで訪れた。そのときのやりとりについて、声明では以下のように報告されている。

〈男性俳優としては、完成したドラマ映像の出来の良さに感動し、女性俳優とのわだかまりを解消したいと考え、女性俳優の楽屋を訪問したとのことです。

 その際、男性俳優は女性俳優に対して、あなたの過去の被害は不幸なことだけれども、と前置きした上で、女性俳優が身体接触に制約があることは事前に言うべきであったこと、男性俳優の友人にも相談したところ友人も女性俳優の方がおかしいという意見であったこと、また、演技の相手役に対し身体的接触に関する一定の制約を設けるのであれば俳優の仕事を続けるべきではなく、夫婦役の出演の依頼があってもこれを受けるべきではないと考えていることなどを伝えました〉

 一連のやりとりを重く見たフジテレビのコンプライアンス部門は、外部の弁護士に依頼して、ヒアリングなどの結果、〈男性俳優の言動を問題であると判断〉し、その後の対応にあたったという──。

 あるテレビ局関係者は、「放送開始してすぐ"何か起きたのかな?"と違和感があった」と証言する。

「脚本を手がけた矢島弘一さんは、主演の佐藤さんとはかねてより面識があるということで、『夫婦別姓刑事』に強いやる気をもって臨んでいました。

 ファン向けの有料ブログでも裏話などを放送前から楽しげにつづっていたのに、いざ放送がスタートするとあまり話題に出さなくなってしまった。同ドラマについて、『前編』と題した記事も公開していたのに、後編はなく……。撮影序盤でトラブルが発生し、複雑な感情を引きずっていたのかもしれません」

 なお、フジテレビの声明では、局として解決に向けて両者間の協議の仲介に努めてきたことを明かした上で、〈この協議の過程では、男性俳優側から女性俳優側に対して、謝罪したいとの意向が示されましたが、最終的な合意に至らない中で、本件が報道により公となりました〉としていた。

 長引くトラブル。"協議"が実現した際は、決着を迎えられるのだろうか。