【W杯】エムバペPK弾 パラグアイとの肉弾戦を制して「泥臭い仕事が必要なら喜んでやる」と勝利宣言
◇W杯北中米大会決勝トーナメント2回戦 フランス 1―0 パラグアイ(2026年7月4日 米国・フィラデルフィア)
FIFAワールドカップ(W杯)決勝トーナメント2回戦が4日(日本時間5日)に行われ、2大会ぶり3度目の優勝を目指すフランス(FIFAランキング3位)がFWエムバペ(Rマドリード)の決勝PK弾でパラグアイ(同41位)を1―0で退け、準々決勝進出を決めた。
試合は決勝トーナメント1回戦でドイツを破った伏兵パラグアイに苦戦。フランスは前回2022年カタール大会からW杯史上初の5試合連続3得点以上を記録してきたが、この日はタイトな守備に苦しんだ。エムバペは前半にシュートを放つことができず、チームも決定的と言えるほどの場面はなかった。
しかし、後半16分からピッチに入ったFWドゥエ(パリSG)がペナルティーエリア内で倒され、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でPKを獲得。これをエムバペが落ち着いて右に決め、均衡を破って先制。今大会7点目で得点ランキング首位のメッシ(アルゼンチン)に並び、W杯通算でもメッシの20得点に1点差に迫る19得点と数字を伸ばし、これが決勝点となった。
この日は激しい守備が持ち味のパラグアイを相手にフィジカルバトルの様相を呈し、前半34分には敵陣で突破を図ろうとしたエムバペが相手MFクバス(バンクーバー)から腕をつかんで引き倒された。起き上がったところに体をぶつけてきた相手をエムバペが両手で突き飛ばし、両チームがヒートアップ。エムバペはパラグアイの選手に取り囲まれ、主審が割って入った。ボールを持っていない場面でもたびたび反則まがいの接触プレーを受けたが、時には冷静に受け流し、時には腕で押し返すなど警告や退場処分を受けない範囲で反応した。
試合後のエムバペは「どんな試合になるかは分かっていた。彼らは我々がタキシードを着て上品にプレーすると思っていたようだ。華麗なプレーやワンツーを見せるだけだとね。でも泥臭い仕事が必要なら喜んでやる。今日はそれで勝利した。その点においても我々は彼らより優れていた」と勝利宣言。9日の準決勝では前回4位のモロッコと顔を合わせる。

