投資アドバイザーの鳥海翔氏が、YouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」にて「金利上昇で本当に売るべき資産はどれなのか?S&P500・全世界株式とサテライト投資の違いを解説します!」を公開した。動画では、金利上昇局面における「コア資産」と「サテライト資産」の取り扱いの違いについて解説し、株を一括りにせず資産ごとに対応を変えるべきだという結論を提示した。

金利上昇のニュースが増える中、株価の下落を懸念する投資家に対し、鳥海氏はまず「株を一括りに考えてはいけない」と強調する。S&P500や全世界株式などの「コア資産」に関しては、金利上昇は関係なく、むしろ「長期積立分散投資が本領を発揮する場面」だと語る。幅広い銘柄に分散されているインデックス投資には、金利上昇に強い株も含まれており、下落しても反発する仕組みが備わっている。安値で買えるチャンスにもなるため、決して売却や積立停止をせず、淡々と継続すべきだと説明した。

一方、FANG+やSOXなどの尖った「サテライト資産」については、「インデックスと同じように考えてはいけない」と警鐘を鳴らす。将来の利益で買われている企業や、借入が多い企業、レバレッジが効いている投資先は金利上昇に弱く、大幅に下落したまま回復しない可能性もあるからだ。鳥海氏はサテライト投資を、自動でお金が増える仕組みであるコア資産に対し「気合と努力でインデックスより高いリターンを出していく」手法だと表現。「過去に伸びてきたから大丈夫」という過信を捨て、業績や見通しを確認した上で、状況に応じて売却を検討する必要があると指摘した。

さらに、サテライト資産が予期せず成長し、ポートフォリオ内の割合が大きくなりすぎた場合の対処法にも言及。売却してコア資産のインデックスに充当してバランスを戻すことや、現金化して次の投資機会に備えるといった選択肢を提示した。鳥海氏は「コアの部分をメインに持つ」ことの重要性を改めて説き、金利上昇や暴落に備えた資産防衛のあり方を示して動画を締めくくった。