久保同僚オヤルサバルがまた2発!驚異の直近17戦17ゴール! “鬼門”で圧倒したスペイン、南アW杯初優勝以来の決勝T初戦突破
[7.2 W杯決勝T1回戦 スペイン 3-0 オーストリア ロサンゼルス]
北中米W杯は2日、決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)でスペインとオーストリアが対戦し、スペインが3-0で勝利した。MF久保建英とソシエダで同僚のFWミケル・オヤルサバルが今大会2度目の2ゴール。初優勝を果たした2010年の南アフリカW杯以来4大会ぶりの決勝トーナメント初戦突破を果たした。
スペインはグループリーグ第3戦ウルグアイ戦(◯1-0)から先発2人を変更し、DFペドロ・ポロとMFダニ・オルモが先発復帰。第2戦サウジアラビア戦(◯4-0)と同じ11人を並べ、注目の18歳FWラミネ・ヤマルも先発した。
対するオーストリアは第3戦アルジェリア戦(△3-3)から3人を変更。DFコンラッド・ライマーは2列目から左SBに戻り、新たにFWミヒャエル・グレゴリッチュ、MFロマーノ・シュミット、DFケビン・ダンソが第2戦アルゼンチン戦(●0-2)以来の先発復帰となった。[スタメン&布陣]
試合は立ち上がりこそオーストリアが勢いを見せたが、開始2分にヤマルがさっそくファーストシュートを放って以降、スペインが一方的に押し込む展開。前半6分、ポロのクロスに反応したダニ・オルモのボレーシュートはオヤルサバルに当たってしまったが、その後もヤマルが股抜きドリブルで魅せるなど、会場のムードを掴んでいった。
オーストリアは前半18分、カウンターからMFマルセル・ザビッツァーが左サイドの高い位置を取り、インスイングのクロスボールをゴール前に放り込んだが、FWミヒャエル・グレゴリッチュに惜しくも合わず。この場面ではスペインの18歳DFパウ・クバルシが身体を当てていたが、他の場面でもクバルシの丁寧な対応が際立ち、守備でも安定感を見せた。
そうして迎えた前半29分、スペインはヤマルの突破で起点を作ると、MFペドリの鋭い縦パスからダニ・オルモがボックス内で華麗にターンし、惜しい決定機。直後、このCKをヤマルがゴール前に送り、相手GKの弾いたこぼれ球をDFマルク・ククレジャが蹴り込んだが、ゴール前でファウルがあったとしてゴールは認められなかった。
それでもスペインは攻め手を緩めず、前半33分にはボックス内でうまく相手をかわしたオヤルサバルが鋭い左足シュート。これはGKアレクサンダー・シュラガーのスーパーセーブに阻まれたが、この場面でエースが勢いに乗った。
スペインは前半36分、ポゼッション攻撃で相手を押し込み、クリアからの二次攻撃を続けると、ペドリが左サイドに展開。これを受けたククレジャが縦突破からグラウンダーのクロスを送り、ややマイナス方向で待っていたオヤルサバルが左足ワンタッチで押し込んだ。エースのオヤルサバルはサウジアラビア戦でも2ゴールを決めており、今大会3点目。直近17試合で16点目となった。
その後もスペインは攻め続け、前半アディショナルタイム2分にもMFアレックス・バエナのFKがクロスバーに直撃するビッグチャンス。だが、この場面でもGKシュラガーがかすかに触っており、大仕事を見せると、味方のミスから打たれたヤマルのシュートも至近距離からブロックした。
そのまま試合は後半へ。オーストリアはMFザベル・シュラーガーとMFニコラス・ザイバルトに代わってMFフロリアン・グリリッチュとMFカーニー・チュクエメカを投入。トップ下のMFパウル・バナーをボランチに回し、元世代別イングランド代表のチュクエメカの推進力でサイドを使おうと試みた。
さらにオーストリアは後半15分、シュミットとグレゴリッチュに代わってMFサーシャ・カライジッチとFWマルコ・アルナウトビッチに代えて4-4-2に変更。同16分にはザビッツァーのクロスにカライジッチがさっそくヘディングシュートを放つも、わずかに枠を捉えられなかった。
するとスペインは後半21分、ダニ・オルモとククレジャが相手に奪われそうになりながらも左にボールをつなぐと、バエナが中央にクロスを送り、これに飛び込んだのは右SBのポロ。完璧なヘディングシュートを突き刺し、代表初ゴールが貴重な追加点となった。
スペインはハイドレーションブレイク明けの後半27分、バエナとロドリに代わってFWフェラン・トーレスとMFミケル・メリノを投入。選手が変わってもトランジションの素早さがなくなることはなく、ボールを失っても常に即時奪回で主導権を渡さなかった。
オーストリアも後半40分、ヤマルの決定的なシュートをアラバがゴールライン際でブロックするなど意地を見せたが、スペインは同44分にククレジャのアーリークロスからオヤルサバルがこの日2ゴール目で直近17戦17発。そのままタイムアップを迎え、28年ぶりのW杯出場となったオーストリアはベスト32敗退に終わった。
スペインは10年の南アフリカ大会を制した後、14年のブラジル大会はグループリーグ敗退に終わり、18年ロシア大会と22年カタール大会はいずれも決勝トーナメント初戦敗退。4大会ぶりに一発勝負の“鬼門”を突破し、ポルトガル対クロアチアの勝者と戦うラウンド16に歩みを進めた。
(取材・文 竹内達也)
北中米W杯は2日、決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)でスペインとオーストリアが対戦し、スペインが3-0で勝利した。MF久保建英とソシエダで同僚のFWミケル・オヤルサバルが今大会2度目の2ゴール。初優勝を果たした2010年の南アフリカW杯以来4大会ぶりの決勝トーナメント初戦突破を果たした。
スペインはグループリーグ第3戦ウルグアイ戦(◯1-0)から先発2人を変更し、DFペドロ・ポロとMFダニ・オルモが先発復帰。第2戦サウジアラビア戦(◯4-0)と同じ11人を並べ、注目の18歳FWラミネ・ヤマルも先発した。
試合は立ち上がりこそオーストリアが勢いを見せたが、開始2分にヤマルがさっそくファーストシュートを放って以降、スペインが一方的に押し込む展開。前半6分、ポロのクロスに反応したダニ・オルモのボレーシュートはオヤルサバルに当たってしまったが、その後もヤマルが股抜きドリブルで魅せるなど、会場のムードを掴んでいった。
オーストリアは前半18分、カウンターからMFマルセル・ザビッツァーが左サイドの高い位置を取り、インスイングのクロスボールをゴール前に放り込んだが、FWミヒャエル・グレゴリッチュに惜しくも合わず。この場面ではスペインの18歳DFパウ・クバルシが身体を当てていたが、他の場面でもクバルシの丁寧な対応が際立ち、守備でも安定感を見せた。
そうして迎えた前半29分、スペインはヤマルの突破で起点を作ると、MFペドリの鋭い縦パスからダニ・オルモがボックス内で華麗にターンし、惜しい決定機。直後、このCKをヤマルがゴール前に送り、相手GKの弾いたこぼれ球をDFマルク・ククレジャが蹴り込んだが、ゴール前でファウルがあったとしてゴールは認められなかった。
それでもスペインは攻め手を緩めず、前半33分にはボックス内でうまく相手をかわしたオヤルサバルが鋭い左足シュート。これはGKアレクサンダー・シュラガーのスーパーセーブに阻まれたが、この場面でエースが勢いに乗った。
スペインは前半36分、ポゼッション攻撃で相手を押し込み、クリアからの二次攻撃を続けると、ペドリが左サイドに展開。これを受けたククレジャが縦突破からグラウンダーのクロスを送り、ややマイナス方向で待っていたオヤルサバルが左足ワンタッチで押し込んだ。エースのオヤルサバルはサウジアラビア戦でも2ゴールを決めており、今大会3点目。直近17試合で16点目となった。
その後もスペインは攻め続け、前半アディショナルタイム2分にもMFアレックス・バエナのFKがクロスバーに直撃するビッグチャンス。だが、この場面でもGKシュラガーがかすかに触っており、大仕事を見せると、味方のミスから打たれたヤマルのシュートも至近距離からブロックした。
そのまま試合は後半へ。オーストリアはMFザベル・シュラーガーとMFニコラス・ザイバルトに代わってMFフロリアン・グリリッチュとMFカーニー・チュクエメカを投入。トップ下のMFパウル・バナーをボランチに回し、元世代別イングランド代表のチュクエメカの推進力でサイドを使おうと試みた。
さらにオーストリアは後半15分、シュミットとグレゴリッチュに代わってMFサーシャ・カライジッチとFWマルコ・アルナウトビッチに代えて4-4-2に変更。同16分にはザビッツァーのクロスにカライジッチがさっそくヘディングシュートを放つも、わずかに枠を捉えられなかった。
するとスペインは後半21分、ダニ・オルモとククレジャが相手に奪われそうになりながらも左にボールをつなぐと、バエナが中央にクロスを送り、これに飛び込んだのは右SBのポロ。完璧なヘディングシュートを突き刺し、代表初ゴールが貴重な追加点となった。
スペインはハイドレーションブレイク明けの後半27分、バエナとロドリに代わってFWフェラン・トーレスとMFミケル・メリノを投入。選手が変わってもトランジションの素早さがなくなることはなく、ボールを失っても常に即時奪回で主導権を渡さなかった。
オーストリアも後半40分、ヤマルの決定的なシュートをアラバがゴールライン際でブロックするなど意地を見せたが、スペインは同44分にククレジャのアーリークロスからオヤルサバルがこの日2ゴール目で直近17戦17発。そのままタイムアップを迎え、28年ぶりのW杯出場となったオーストリアはベスト32敗退に終わった。
スペインは10年の南アフリカ大会を制した後、14年のブラジル大会はグループリーグ敗退に終わり、18年ロシア大会と22年カタール大会はいずれも決勝トーナメント初戦敗退。4大会ぶりに一発勝負の“鬼門”を突破し、ポルトガル対クロアチアの勝者と戦うラウンド16に歩みを進めた。
(取材・文 竹内達也)

