◆米大リーグ アスレチックス3―9ドジャース(30日、米カリフォルニア州サクラメント=サターヘルスパーク)

 ドジャースのD・ロバーツ監督(54)が6月30日(日本時間7月1日)、敵地・アスレチックス戦に勝利して史上69人目の監督通算1000勝を達成。史上最速の1606試合で到達し、1893年のC・アンソン氏の記録を133年ぶりに更新した。チームはエドマン、ロハスの一発を含む14安打9得点の大勝で花を添えた。

 試合後の指揮官の一問一答は以下の通り。

 ―監督通算1000勝

 「ありがとう。よく現実味がないという言葉が使われるけど、本当にそんな感じだ。少し立ち止まって、ここまで積み重ねてきたものを振り返ると、本当に楽しい道のりだった。今夜はこの瞬間をしっかり味わいたいと思っている。もちろん多くの人がこの節目に貢献してくれた。そこに一番感謝している。選手たちとも少し話をしたし、シャンパンで乾杯もしてくれた。それも楽しかった。本当にたくさんの人がこの歩みに関わってくれた。だからこれはチーム全体で成し遂げた節目だと思っているし、本気でそう信じている。私は本当に素晴らしい人たちに恵まれてきた」

 ―監督を始めた頃、1000勝という数字は意識していたか

 「1000勝なんて全く視野にも入っていなかった。これだけ長い間勝ち続ける必要があるし、そもそも11年間も監督の仕事を続けられること自体、この仕事では簡単なことではない。でも、ただ目の前のことに集中してやってきて、ふと振り返った時にもうここまで来たのかと思うと、本当に信じられない。それでも、自分はまだ成長していると思っているし、この仕事を今でも楽しんでいる。一番大事なのは、今でもこの仕事が好きだということだ。そして、その気持ちは選手たちにも伝わっていると思う」

 ―ロブレスキは『自分が1000勝の試合で投げたい』と話していた

 「本当にうれしかった。ジャスティン(ロブレスキ)とはこの3年間で本当にいい関係を築いてきた。お互いに大きく成長してきたし、今では本当に強い信頼関係がある。彼が本物のメジャーリーグの先発投手へと成長していく姿を見てきた。ローテーションの中核を担える投手だし、オールスターに選ばれる可能性もある投手だ。そんな彼がこの試合で投げたいと思ってくれたことは本当に特別だった。個人的なものとして受け止めてくれたということだから、本当にうれしかった」

 ―試合後にファンから大きな祝福を受けていた

 「私はあまり祝われるのが得意なタイプではない。でも、皆が本当に私のことを喜んでくれているのは伝わってきた。昨夜も今日も、まるでホームゲームのような雰囲気だった。今はSNSもあるし、何が起きているかをリアルタイムで皆が知っている。20年前なら、こういうことはそこまで広く知られていなかったと思う。今日はスタンドの皆もこの節目を知っていてくれて、それは本当にうれしかった。そして正直に言えば、終わってホッとしている(笑)。長く待たずに済んだからね。これでまた明日からの試合に集中できるよ」

 ―大勝だった

 「いい選手がいれば、いい監督になれると選手たちにもよく言っている。うちにはいい選手がいるからね。ジャスティンは本当に素晴らしい投球をした。トミー(エドマン)もずっと続けていることを今日もやってくれた。フレディ(フリーマン)は本当に打席の内容が素晴らしい。守備もしっかり守れたし、最後に投げたブルペンの2人も良かった。明日はブルペンデーなので、最初の2試合で何人かを休ませることができたのは大きかった。明日に備えられるし、その後の週末にもつながる」

 ―ヒーローインタビューで選手たちにシャンパンをかけられた

 「全く思っていなかった(笑)。完全に不意を突かれた。ただ、もしあれを選手ではなくコーチがやっていたら問題だったね(笑)。腹が立っていたと思うよ(笑)」

 ―節目では意識的にその瞬間を記憶に残そうとしたりするか

 「いや。そういうことを意識するのは、例えばワールドシリーズで最後のアウトを取ろうとしている時くらいだ。でも、今回はある意味では個人的な節目だ。1000勝という記録は私の成績になるからね。だから、あまり深く考えすぎることはなかった。今夜勝ちたい、それだけだった。ジャスティンにいい投球をしてほしかったし、今夜はタナー(スコット)を登板させずに済めばいいと思っていたそれだけを考えていた」

 ―シャンパンでの乾杯は誰が音頭を取ったのか

 「ムーキー(ベッツ)とフレディだ。ムーキーはこのチームのまとめ役で、いつも皆の前で話をしてくれる。今日話してくれたことも本当に素晴らしかった。そしてフレディは普段あまり話すタイプではないが、今日は自分から話してくれた。本当に心のこもった誠実な言葉だった。ああいう選手たちが話してくれると、本当に意味がある」

 ―一番心に残った言葉は

 「選手としてではなく、一人の人間として私のことを大切に思ってくれている、ということだ。それが一番心に残っている」

 ―史上最速の1000勝

 「まだ旅は続いているし、このシーズンもまだたくさん試合がある。本当に多くの人に支えられてきたし、多くのことを学んだ。長い間このゲームをプレーしてきて、コーチもしてきたから、自分では野球のことをよく知っていると思っていた。でも、監督になってから学んだことの方が、それまで思っていた以上に多かった。そして、こういうものは本当に儚いものだ。いつ失うかなんて分からない。だから私は毎日、この仕事ができることに感謝している」