山形放送

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白鷹町の厨房用品卸・書籍小売業店が、山形地裁米沢支部から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債は約7200万円に上ります。

帝国データバンク山形支店によりますと、破産手続き開始決定を受けたのは白鷹町十王の「ぶっく」(資本金1000万円、従業員1人)です。
同社は1973年4月に創業し、1978年4月に法人化された厨房用品の卸売りと書籍小売業者です。
当初は山形市宮町で書店を営んでいましたが、1979年5月に一般書籍の取り扱いをやめ、中華料理を中心とした料理人向け専門書店へ業態を転換しました。その後、中華包丁や浄水器、中古調理器具の販売にも事業を広げ、1998年3月期には売上高約4000万円を計上していました。
しかし、調理技術の習得方法が紙の書籍から動画やオンライン講座へ移行したことで、料理本の需要が低迷しました。さらに、新型コロナの影響による飲食業界の悪化も重なり売上は減少し、2021年3月期は約1500万円に落ち込み、債務超過に陥っていました。
2025年3月期には売上高が約2500万円まで回復し黒字転換したものの、その後は再び業績が悪化しました。高額な料理本の在庫に伴う金融負担が重荷となり、事業の継続を断念したということです。
負債総額は約7200万円で、今後変動する可能性があります。