将棋のヒューリック杯第97期棋聖戦五番勝負第3局が7月1日、静岡県沼津市の「沼津御用邸東附属邸第1学問所」で行われている。注目の“勝負メシ”には藤井聡太棋聖(竜王、名人、王位、棋王、王将、23)が「明治茶館特製カレー」を注文。挑戦者の服部慎一郎七段(26)は「沼津あじたるサンドセット」をオーダーした。

【映像】藤井棋聖が注文した“食べるサウナ”カレー

 開催地の沼津市では今回、市内に店舗を持ち、対局会場への配達・配膳が可能な飲食店等を対象に「勝負メシ」のエントリーを募集。12品の応募の中から、総数7,190票にのぼる熱い市民投票を経て選ばれた上位6品が候補メニューとして用意された。地元からの応援が込められた珠玉のラインナップから両者が選んだ一品に、大きな注目が集まっている。

 藤井棋聖が注文したのは「特製カレー」と「紅茶(アイス)」。このカレーは、10種類の野菜と23種類のスパイス、そして牛肉を36時間かけてじっくりと煮詰めて作られたこだわりの一品だ。ラードや無駄な小麦粉を使用していないため味わい深く、辛くないのにじんわりと汗ばむことから『食べるサウナ』とも表現される、食べると元気になれる不思議なカレーだという。

 このインパクト抜群のメニュー情報に、ABEMAの中継で解説を務める屋敷伸之九段(54)も「興味深いですね。“食べるサウナ”、初めて聞きましたけど」と興味津々の様子。視聴者からも「元気が出るカレー」「カレーはサウナだったか」「これ食べたい!!!!」「おいしそうやん」「完全食の中の完全食」「静岡行ったらこれ注文したい」と食欲を刺激された声が相次いだ。

 一方、服部七段は「沼津あじたるサンドセット」を“ポテト多め”でオーダーし、お供に「オレンジジュース」を注文した。静岡県はアジの干物生産量で全国シェアの43%を誇り、そのうち約4割を沼津市が占める“アジの町”として知られている。市内の多くの飲食店でアジフライが親しまれており、今回選ばれた「沼津あじたるサンド」も、魚の目利きができる店主たちが集まる「ぬまづみなと商店街」の様々な店舗で提供されているご当地グルメだ。

 アジフライに緑色のタルタルソースをかけてパンで挟むのが基本スタイルで、お茶、バジル、アボカド、小松菜、のり、わさびなど、お店ごとに異なる地元食材やオリジナルレシピを活かしたソースが楽しめるのが特徴となっている。

 服部七段に提供されたサンドも、地元の老舗干物屋が本気で作ったといううま味凝縮のアジフライを、バジル香るタルタルソースとともにカリフラワーバンズで豪快に挟んだ沼津ならではの逸品。画面越しにも伝わる規格外のボリューム感に、ファンからは「パンからアジフライはみ出てるやん」「へー初めて見た」「立派なアジフライだな」「あじたる〜面白い」と驚きと絶賛のコメントが続々と寄せられていた。

 地元の魅力が詰まったこだわりの「勝負メシ」でしっかりとエネルギーを補給した両者。午後からさらに激しさを増す盤上の戦いから目が離せない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)