W杯グループリーグ第 3戦、韓国対南アフリカの試合中継画面に絶叫する若い観客の姿が写り話題になった。[オンラインコミュニティ キャプチャー]

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サッカー韓国代表チームがサッカー・ワールドカップ(W杯)北中米大会で期待していたよりも早く敗退した影響がなかなか消えずにいる。W杯に向け4年待ったサッカーファンは虚脱感と憤怒を吐き出し、代表チームを率いた洪明甫(ホン・ミョンボ)監督に向けた批判はオンラインを超えオフラインにまで広がっている。

交流サイト(SNS)とオンラインコミュニティには韓国の決勝トーナメント進出を予想して米国行きの航空券とホテルを予約していたが計画をキャンセルすることになったという投稿が相次いだ。あるネットユーザーは「90%以上の確率で決勝トーナメントに上がるというから米国に来たが韓国は敗退した。(お金が)いくらかかったのかもわからない」と書き込んだ。サッカー代表チーム公式サポーター「レッドデビルス」を率いるチョ・ホテ議長も「休暇を取って試合を直接観戦するためメキシコと米国などに行った約500人の遠征団が突然目的地を失った『サッカー難民』になった」と吐露した。

韓国国内で試合を観戦したサッカーファンも4年待ったのが虚しくなると口をそろえた。サッカーを10年以上応援してきたというパクさん(28)は「最弱といわれた南アフリカになすすべもなく敗北するとは思わなかった。決勝トーナメント、ベスト16に進出してお祭り騒ぎの他の国を見ると、自分の株式は下がり他人の株式が上がるのを見ている気分だ」と話した。

また別の会社員イさん(28)も「毎朝会社で同僚とともにW杯を見るのが楽しみだったが、韓国が予想より早く敗退して楽しみがすぐになくなってしまったのが残念」と語った。会社員ピルさん(26)も「南アフリカ戦の直前に18万ウォンほどするユニホームまで購入して期待したがこんなに虚しく終わるとは思わなかった。本音を言えばユニホームを返品したい」と話した。受験生のイさん(23)も「W杯の試合を見ながら勉強する頭を冷やしたかったがいまはむしろ勉強にさらに集中できなくなった」と話した。

代表チームの早期脱落はW杯特需を期待した業界にも影響を及ぼした。W杯シーズンに合わせてイベントを準備した広告業界と飲食店では計画に支障が生じたという反応が出ている。ある広告業界関係者は「W杯シーズンに合わせて各種企画を準備したが予想よりとても早く終わり、担当チームはパニック状態になった」と打ち明けた。

韓国代表チーム不振の責任が洪監督に集中し、洪監督に向けられた市民の憤りも多様な方式で表出されている。オンラインコミュニティなどでは愛国歌の動画からW杯2002年大会の準々決勝でPK戦後にセレモニーをする洪監督の姿を削除すべきだとの主張まで出てきた。

◇「サッカーの積弊消えるまで闘争」

また「洪明甫のために腹が立って作った動画」というタイトルでイェンス・カストロップ選手が洪監督を暴行する内容をAIで合成した動画が再生数985万回を記録し、1万件を超えるコメントが付けられた。コメントには「2026年最もうまく作ったAI動画」「スカッとする。AIの純機能」などの反応が続いた。いくつかの店では出入口に「洪明甫立入禁止」という案内が掲示されて話題になったりもした。

レッドデビルスもコメントを出し、「韓国サッカーを蝕む積弊が消えるまで闘争する」として大韓サッカー協会を強く批判した。韓国代表の試合を全部観戦しているというアンさん(24)は「朴柱昊(パク・ジュホ)の暴露があったにもかかわらずサッカー協会が弁解と回避で一貫したことが今回のW杯の結果にあらわれたもの。孫興慜(ソン・フンミン)選手と金承奎(キム・スンギュ)選手は若くないが、今大会で結果を収められずむしろ選手たちが哀れだ」と話した。

大韓サッカー協会をめぐる議論と関連し、警察も必要な捜査を積極的に進めると予告した。警察は2024年7月の洪監督の選任過程で鄭夢奎(チョンモンギュ)大韓サッカー協会会長らが不当に介入したとして鄭会長らを業務妨害と業務上背任などの容疑告発した事件をソウル・鍾路(チョンノ)警察署に割り当てた。警察は鄭会長のほか、李林生(イ・イムセン)元技術理事らも被告発人として立件した状態だが、まだ処分は下されおらず事件は2年にわたり進展が止まったままだ。