園児切りつけた元保育士の裁判 事件前に他の複数園児にも暴行 爪で首傷つける行為も 鹿児島地裁
2024年、鹿児島市の認定こども園で園児の首をカッターナイフで切りつけたなどとして殺人未遂などの罪に問われている元保育士の女の裁判です。30日の被告人質問で女は事件の前、他の複数の園児に対しても体を押すなどの暴行を加えていたことがわかりました。
殺人未遂と傷害の罪に問われているのは南九州市の元保育士笹山なつき被告(23)です。起訴状などによりますと、笹山被告は2024年6月、勤務していた鹿児島市の認定こども園で男の子(当時2)の首をカッターナイフで切りつけ殺害しようとしたほか、女の子(当時1)を棚に打ち付け鼻にケガをさせたとされています。
30日は被告人質問が行われ笹山被告が事件の前、なつかれていなかった他の複数の園児に対しても体を押すなどの暴行を加えていたことが明らかになりました。また、男の子(当時2)をカッターナイフで切りつける前日、男の子の首に爪で傷をつけていたことも明かされました。動機については「自分になつかない男の子にイライラし、ストレスを発散するために傷つけた」などと説明しました。
また、弁護側はこれまでの裁判で笹山被告は解離性障害を患っていて女の子(当時1)を棚に打ち付けた際、「ぶつけてしまえ」という男の人の声が聞こえたと主張していました。30日裁判員から「男の人の声が幻聴だと認識していたのであればなぜ犯行に及んだのか」と問われた笹山被告は「軽くなら大丈夫だろうと思った」と述べました。
また、解離性障害と診断した医師の証人尋問も行われましたが「悪いことだと認識して犯行に及んでいるため幻聴による犯行ではない」などと説明しました。判決は7月16日に言い渡される予定です。

