楽天グループが運営する「楽天トラベル」は6月30日、「2026年夏の人気上昇都道府県ランキング」を発表した。2026年7月1日〜8月31日および2025年7月1日〜8月31日の国内宿泊施設予約を対象に、予約泊数を都道府県別に集計し、前年同期比が高い順にランキングした。

2026年夏の人気上昇都道府県ランキング

1位の奈良県では、予約泊数が前年同期比1.3 倍以上に増加している。一人旅や家族旅行など幅広い旅行者層において前年同期を上回り、特に男女2名利用と男女グループ利用が予約をけん引している。エリア別では、旅行需要が高い奈良・大和高原エリアを中心に伸びている。このエリアは、重要文化財の「旧奈良監獄」を保存・活用した「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」がオープンしたことで注目を集めている。また、奈良県は今年放映されている大河ドラマの舞台でもあり、数多くの史跡や、大和郡山市に期間限定でオープンしている大河ドラマ館には多くの旅行者が訪れている。

画像提供:奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート

2位の福井県では、アジア最大級となる竜脚類の化石が見られる福井県立恐竜博物館の特別展や、有名アーティストのコンサートが多く開催されることを背景に、予約泊数は前年同期比で約1.3倍に伸長している。また、宿泊施設の新規開業やリブランドも予約を後押ししている。夏の平均気温が平年より高い見込みとなっていることを受け、日本最大級のプールが楽しめる大型テーマパーク「芝政ワールド」にも注目が集まっていると考えられる。

画像提供:福井県立恐竜博物館

3位〜5位の岩手県、和歌山県、滋賀県は、予約泊数がいずれも前年同期比1.2倍以上となっている。岩手県では、旅行需要が高い盛岡エリアを中心にすべてのエリアにおいて泊数が伸長している。また、7月1日〜9月30日の宿泊期間を対象にした独自の旅行支援クーポンも好調だ。

和歌山県の予約をけん引する南紀白浜・紀伊田辺エリアでは、実証実験として昨年より海辺沿いにビーチカフェが開業するなど、新しい取り組みを積極的に行っている。今夏は、白良浜に巨大な海上アスレチックがオープン予定で、さらに音楽と花火を融合させた初の野外フェスティバルも開催を控えている。

滋賀県では、観光列車「はなあかり」の2026年夏の運行エリアが琵琶湖周辺に決定し、列車ファンを中心に注目を集めている。日本初となる最長400mロープを使ったパラセーリング体験など、水辺で涼しく過ごせるアクティビティも充実しているほか、今年の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)において県内で総合開会式および多数の競技が開催されることも、宿泊需要の高まりの一因とみられる。