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 ◇W杯北中米大会決勝トーナメント1回戦 パラグアイ1―1(PK4―3)ドイツ(2026年6月29日 米国・ボストン)

 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会決勝トーナメント1回戦が行われ、パラグアイ(FIFAランキング41位)が延長1―1の末に突入したドイツ(同10位)とのPK戦を4―3で制した。

 前半42分に右CKの流れからFWエンシソが先制ヘディング弾。後半9分に相手FWハーバーツに同点弾を決められ、試合は今大会初の延長戦に突入した。延長前半12分には相手DFターにネットを揺らされる場面もあったが、直前にGKヒルに対する反則があったとしてゴールと認められず、命拾いした。

 PK戦では先蹴りドイツの1人目と4人目をヒルが阻止。しかし、パラグアイも4人目が枠を外す。ドイツは決められれば敗戦が決まる相手の5人目をノイアーが止めてサドンデスに持ち込んだが、6人目のターがクロスバーの上に打ち上げ、パラグアイは続くDFカナレが確実に決めて4―3で制した。

 パラグアイは決勝トーナメント1回戦で日本とのPK戦を制して8強入りした2010年南アフリカ大会以来の16強進出。DFのG・ゴメス主将は「チームを誇りに思う。結束力を強調したい。どんな困難にも立ち向かえる信じられないほどの強さがある。この勝利をパラグアイの全ての人々、家族、国民にささげたい」と喜んだ。

 PK戦でヒーローになったヒルは「強い感動を覚えている。相手選手をあらゆる細部にわたって分析した。そのお陰で2本止めることができた。突破に不可欠な役割を果たせた」と感慨深げに語った。

 ドイツは4度目の優勝を成し遂げた14年ブラジル大会後は2大会連続1次リーグ敗退。今大会は1次リーグ2連勝で1位突破を決めながら、エクアドルとの第3戦で逆転負け。決勝トーナメントに向けた準備に水を差す敗戦が不吉な前兆だったか、32強に終わった。