4月2日、ペルーの首都リマで支持者に手を振るケイコ氏(中央)=AP

写真拡大

 【リオデジャネイロ=南部さやか】南米ペルーで今月7日に行われた大統領選の決選投票は29日、開票率100%に達し、アルベルト・フジモリ元大統領の長女で中道右派のケイコ・フジモリ氏(51)の勝利が確実となった。

 結果が確定すれば7月28日に就任し、親子2代で大統領を務めることになる。

 選管当局の集計によると、ケイコ氏の得票率は50・13%で、対抗の左派ロベルト・サンチェス元貿易・観光相(57)の49・86%を上回った。地元メディアも当選確実と報じており、選管当局は近く、正式結果を発表する。

 ケイコ氏は過去3度の大統領選で敗れており、4度目の挑戦で悲願達成となった。父のフジモリ氏は2年前に死去していた。

 地元紙によると、ケイコ氏は当選確実の一報後、首都リマの自宅前で「責任を持って結果を受け止めている。国は二分されており、双方の声を聞く必要がある」と述べた。

 ペルーでは、汚職疑惑などにより、大統領が相次いで国会に罷免(ひめん)されている。治安問題も深刻化し、ケイコ氏は警備の強化を訴えていた。

 サンチェス氏の支持者の一部は、集計に不正があったとして選挙結果を認めていない。27日にはリマで抗議デモを行っており、抗議活動を続けるとみられている。