「本当にマズい」もはや日本戦は“神頼み”? チュニジア識者が敗退危機の母国代表を酷評「日本は全てのレベルが違う」【W杯】

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ルナール監督を招聘し、大会期間中の立て直しを図っているチュニジア(C)Getty Images

 グループでの生き残りをできるかどうか――。チュニジア代表にとって現地時間6月20日に行われる日本代表との一戦は、まさに運命の大一番となる。

 精鋭揃いの北アフリカの雄だが、今大会はまさに激動の日々を送っている。去る6月14日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)のグループリーグ初戦でスウェーデン代表と対戦したチュニジアは1-5と完敗。試合後には、今年1月に招聘したばかりだったサブリ・ラムーシ監督を更迭する異例の決断を下した。

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 直後にW杯での指揮経験も豊富なエルヴェ・ルナール新監督を招き、即自的な立て直しを図ったチュニジアだが、彼らの中に生じる“混乱”は想像に難くない。

 もはや絶望的という現状から国内では、負ければグループ敗退が決まる日本戦に向けた期待感もどこか希薄だ。国内のありとあらゆる情報を発信しているラジオ局『Diwan FM』のジャーナリストでもあるタウフィク・ディディ氏は、第2戦に向けた分析を展開する中で、辛辣な意見をぶつけている。

「日本はまるで戦場に向かう兵隊のように緊張感を持っている。私は、知り合いの元選手から『これはもう全くの別世界だ』と言われた。あまりに違いすぎる。正直言って、チームはとにかく走るしかない。それ以外のことは、もはや神に任せるしかない」

 立ちふさがるサムライとの“歴然の差”を嘆くディディ氏は、「日本は組織としての準備とメンタリティからしてワールドカップに挑む本気度が違う」と力説。日本への敬意を示しつつ、母国の精鋭たちに発破をかけた。

「日本とは全てにおいてレベルが違う。だが、チュニジア国民1200万人が見ているんだ。代表選手たちには諦めないでほしい。汗でユニフォームが重くなるぐらい戦ってくれる姿勢さえ見せてくれれば、負けたとしてもメッセージは届くはずだ。

 そういう戦いをすれば、国民も『君たちはよくやった』と言ってくれる。だが、日本を相手に歩くようなら、本当にマズい。だって彼らは走るし、汗をかいて戦っても、止まらない。でも、チュニジアの面々は、初戦では汗の一滴も見えなかった。あれは普通じゃないし、ダメだ」

 さらに「日本が機械のように動き回っているのに、こちらがタラタラと歩いていたら勝負ならないだろう」と戦術を度外視した根性論に近い意見を投げかけたディディ氏。彼の分析は、今のチュニジアがどれだけ切羽詰まった状況なのかを物語っていると言えよう。

 ルナール監督が「決して日本を恐れてはいない」と豪語するチームは、どれだけ改善されているのか。勝てば、グループ突破に大きく前進する日本としても、真価が問われる一戦となるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]