「狭い世界で生きてきた人やなと…」阿部慎之助氏の義母が記者に漏らした“本音” 、暴行トラブルは親族にも“タブー”に
「野球界という狭い中で生きてきた人だなっていう感じやね……。厳しく言えば、社会を知らないということかもしれない」──こう語るのは、読売ジャイアンツの元監督・阿部慎之助氏の妻の母親、つまり義母だ。
【写真】事件現場となった、阿部慎之助氏の自宅。家賃200万円ちかい”超高級レジデンス”だ
日本中に衝撃が走った「家庭内トラブル」を受けて、事件後初めて"本音"を漏らした。【前後編の後編。前編から読む】
同氏は5月25日に娘に対する暴行容疑で逮捕。翌日には自らの申し出で監督を辞任し、世間を大きく賑わせた。長女がトラブルをAIに相談し、逮捕まで至るという異例の事案だったが、当の長女本人は辞任会見に手紙を寄せ、
〈殴る蹴るといった事実はございませんでした。警察が来て一番驚いているのは自分自身です。お騒がせしてしまい大事になったこと深く反省しております〉
など父の容疑を"否認"。事情に鑑みた警察も書類送検にあたって「寛大処分」の意見を付し、6月15日付で不起訴処分となった。
「事件後、阿部氏は自宅にこもりきりだそうです。監督復帰を求める署名が13万筆集まったことも話題になりましたが、もともと阿部氏は『次の契約満期で辞める』と周囲に漏らしていましたし、野球界に戻る選択肢はもうないでしょう」(スポーツ紙記者)
長女本人は当初、警察の聴取に「顔を叩かれ、胸ぐらを掴んで投げ飛ばされた」などと供述し、これが逮捕事由に。だが翌日には前述のとおり、暴行の事実そのものを手紙を通じて全面否定した。阿部氏の代理人弁護士も6月4日、事実に基づかないものや憶測を呼ぶ情報に関わる報道を控えるよう、文書で警告している。
事件からまもなく1か月。密室で起きた家族間トラブルの詳細は、当事者らにしかわからない。阿部氏の義母も、6月上旬の取材中に、困惑した表情を浮かべ、「逆に何があったか教えてほしい」と訴えた。
渦中の孫娘とのメールの内容とは
──今回の事件をどう受け止めている?
「びっくりだよ、びっくり」
──騒動のあと、お孫さんと話されましたか。
「直接は話してないの。メールで『大丈夫?』みたいなことは送りました」
──お孫さんはなんと。
「まあ普通、普通」
──お孫さんはトラブルを乗り越えたような様子でしたか。
「何かそっとして欲しいっていうのが本音ですね。家族みんな、そのことに触れないようにしているから。もう高3やし。変に元気付けたり、気を遣ったりしても。わかるやん?」
──そっとしておくのが愛情だと。
「そうそう、そんな感じ。娘からも言われているし」
──メールのやり取りは「大丈夫?」だけ?
「『ごはん作ってあげるからまた、(実家に)来てねー』って。そんな感じ」
──阿部さんが監督を辞任なされた。
「早かったね。何があったのか教えてほしい。辞任で受理されたって解雇されたの?」
──自主的な申し出かと。
「そうだよね。事件も何にもわからなくて……逆に教えて。警察がきたんでしょ? 現行犯逮捕? 証拠があったの?」
──お孫さん自身のSOSだったという話もあります。
「それだけ? そんなだけで、現場も見ないで(逮捕)したの?」
──事件の詳細については聞かされていないんですね。
「そうそう」
──阿部さんとも話していない。
「本当に会っていないんですよ。私が娘や孫に会うのは、阿部さんがいないとき。遠征とかで、お互い気を遣ってじゃないですけど。本当に何年も会ってないんだ」
──阿部さんはどんな方でしょうか。
「野球の中で、狭い中で、生きてきた人だなっていう感じやね。厳しく言ったら"世間を知らない"ということかもしれないけど。せめて何があったか事情くらい教えてほしい」
親族内でも「そのことに触れないように」と多くは説明されておらず"タブー"にされているというトラブル──。不起訴になったとはいえ、野球界からはすでに退いた阿部氏は今後、家族とどう向き合っていくのか。
(了。前編から読む)
