パラグアイ代表のMFディエゴ・ゴメスが11日、北中米ワールドカップ初戦のアメリカ戦に向けた前日会見に出席した。W杯でのプレーを「子供の頃から抱いてきた夢」と話すなか、思わず感極まる様子もあった。

 パラグアイは2010年の南アフリカ大会で日本を破って過去最高のベスト8を記録したものの、以降は3大会連続で予選敗退。16年ぶりにW杯に戻ってきた。

 前日会見に出席したゴメスは「ここに来ることができ、母国を代表でき、長い年月を経て予選を突破できたことをとても嬉しく思う。本当に素晴らしい気分」と喜びを語ったが、その声は震えていた。W杯に出場できることを実感したようで、そのまま感情を抑えきれずに涙。会場の報道陣はゴメスに拍手を送っていた。

 ともに会見に出席したグスタボ・アルファロ監督はゴメスの肩に手を置いて寄り添うと、柔らかい表情を浮かべながら「言葉にできないね。これがパラグアイ国民の全員が持っている感情だ」と説明。4大会ぶりに出場権を獲得したW杯の重みを示した。

 ブライトンで活躍する23歳は号泣しながら「皆さんに喜びを与えられるように全力を尽くす」と決意を表明。開催国・アメリカとの対戦はアウェーの環境になることを覚悟した上で、「チームは結束が固く、気合いも十分だ。アルファロ監督が就任してからチームは自信と個性を身につけた」と胸を張って勝利を誓った。