サンディエゴ国際空港のゲートに駐機するフロンティア航空機=5月27日、カリフォルニア州/Photo by Kevin Carter/Getty Images) Kevin Carter/Getty Images/File

(CNN)米フロンティア航空の旅客機内で、乗客の男が飛行中に暴れて非番の客室乗務員の首を絞める事件があり、同機は行き先を変更してフロリダ州の空港に緊急着陸した。

フロリダ州マイアミデード郡保安官事務所などの調べによると、事件はプエルトリコのサンフアンから米シカゴのオヘア国際空港に向かっていたフロンティア航空3345便の機内で5月31日に発生。出発から約45分後、乗客のフアン・ガブリエル・レイエス容疑者(51)が飛行機から降りたいと言って騒ぎ始め、非常口を開けようとした。

非常口を開けようとして阻止されたレイエス容疑者は、操縦室に近付いてドアに体を激しくぶつけ始めたという。

客室乗務員にドアから引き離されたレイエス容疑者は、座席へ戻る途中に寄ったトイレで床に排泄(はいせつ)しようとした。乗務員はレイエス容疑者を別の座席に移動させ、非番の客室乗務員の男性が申し出て同じ列の座席に座った。

この男性が自分の荷物を移動させてからトイレに行こうとしたところ、レイエス容疑者は男性の荷物をどけようとした。男性がそれを制止して通路をはさんだ向かい側の座席に移動すると、レイエス容疑者は男性の上に馬乗りになって頭をつかみ、首を絞めたとされる。

数人の乗客が助けに入って客室乗務員と共に暴れ続けるレイエス容疑者を取り押さえ、シートベルト延長コードなどを使って拘束した。

米連邦航空局(FAA)によると、同機は現地時間の31日午後11時55分、マイアミ国際空港に到着した。

レイエス容疑者はマイアミデード郡保安官事務所に拘束され、連邦捜査局(FBI)に引き渡された。

裁判所の記録によると、レイエス容疑者は乗務員の業務妨害や暴行などの罪に問われている。