動画『人生の短さについて』で脳科学者・茂木健一郎氏が、自身の人生観や生きる意味について持論を展開した。茂木氏は「人生ってこういうことだとか社会ってこういうことだって分かってくる気がする」と語り、人生とは経験の積み重ねにより、自分だけの“世界モデル”が深まっていく過程だと述べた。そのうえで「生きるって楽しいなと思うんですけど、世界モデルがどんどんね、深まっていく」と自己の探究の面白さも強調している。

一方で、「おそらくそれって完成しないというか、完成する前にみんな死んじゃうんだと思うんですよ」と分析。どれほど経験や知識を重ねても、人は本来到達できるゴールには辿り着けないとしたうえで、「世の中のことがこういうことなんだって完全に分からない前にみんな死んじゃうんだっていうことが生きるってことなのかな」と人生の“有限性”に深い意味を見出した。

また、科学者アイザック・ニュートンの「巨人の肩の上に乗って」といった世代を超えた知の継承にも触れつつ、「本来この世界のことをよく理解しようと思ったら必要な計算時間に比べて、我々が生きてる時間が短いってことがきっと何か意味があることなんだろうな」と語りかけた。

茂木氏は動画の最後で、「我々は何も分かんないまま死んでいくんだっていうね、本来分かることからすると分かんないまま死んでいくんだってことの中にきっと何か我々が生きるってことの深い意味があるんじゃないかな」とまとめ、人生そのものの不可解さと、それでもなお歩み続けることの意義を視聴者に投げかけた。

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