海外不動産投資家の宮脇さき氏が、自身のYouTubeチャンネルで「日本も例外ではない資産没収について!ロシアが富裕層を狙い資産没収する理由について紹介します!」と題した動画で、ロシアの大富豪であるコンスタンチン・ストゥルコフ氏逮捕事件から見える国家リスクの実態について詳しく解説した。

動画冒頭で宮脇氏は「ロシアで資産2000億円の大富豪が先日拘束された」と語り、プライベートジェットで国外逃亡を試みたストゥルコフ氏が機内で逮捕された事件が、日本ではほとんど報道されていない現状に驚きを示した。「他の大富豪の人たちに恐怖を与える。そんな事件がありました」とも話し、プーチン政権が見せしめとして富裕層を標的にしていると分析した。

この事件の背景について宮脇氏は、「ストゥルコフ氏がプーチン大統領本人から祖国功労勲章まで授与された忠実な人物であり、金鉱山会社を経営するエリートだった」にも関わらず、保有資産が一夜で国有化され、株式まで没収された異常性を強調。「今までのロシアではプーチン氏に逆らわない限りは何をやってもいいという、そんな暗黙の了解があった」としながらも、「プーチン大統領が、オリガルヒと呼ばれるようなロシアの富裕層を攻撃し始めるという、ルールが大きく変わってしまった」と語る。

宮脇氏によれば、表向きの罪状は議員の立場を使った不当な株取得だが、真の理由は「娘にスイス市民権を取得させたことや、会社の所有権が一部娘に移されていたことが『ロシアへの裏切り』とされた」点にあると説明。「冷静に考えれば子供の留学や海外資産の保有はあり得ること。それが今のロシアでは、国家への裏切りとして資産没収の口実になる」とコメント。

また、「このやり方が見せしめとして非常に巧妙で、連邦保安庁が派手に家宅捜索し、その様子を全国放送させることで、国内富裕層全体に『逆らえばお前もこうなるぞ』というメッセージを突きつけている」と解説。加えて、ロシア国内の格差再編や『シロビキ』と呼ばれる新支配層の誕生、外国企業への強硬な制裁措置なども詳しく述べ、「戦争でお金が足りなくなった国家は、国民や富裕層から奪い取る。その手口も年々巧妙になっている」と警鐘を鳴らした。

そして動画中盤では、「法の支配は絶対ではない。国家が本気になれば法律は一夜にして書き換えられてしまう。これはロシアだけでなく、歴史を遡れば世界中で起こってきたこと」と述べ、日本の投資家や富裕層にも「資産を地域ごとに分散し、有事に備えて海外に移すことも真剣に考えるべき」と訴えた。

動画の最後には「ロシアの今日の出来事は明日世界のどこかで形を変えて起こりうる。軽く見ないで対策も考えていくべき」とした上で、宮脇氏は「日本でどれだけ法律や制度が整っていたとしても、有事には一瞬で変わる可能性がある。その備えとして海外資産の重要性をしっかり学び取ってほしい」とメッセージを送って締めくくった。

チャンネル情報

宮脇さき@海外不動産個人投資家として資産運用しながら、富裕層、経営者、投資家への資産コンサルティングの他、海外移住アドバイザーとしても活動登録者10万人超えのYoutubeチャンネル「さきの海外不動産しか勝たん」を運営