毎日リモートワークを行っていて眼精疲労に悩まされているというラッセル・ベイリス氏が、目に優しい照明環境を構築した方法についてブログで解説しています。

How to improve your WFH lighting to reduce eye strain • Russell Baylis - Designer

https://rustle.ca/posts/articles/work-from-home-lighting

ベイリス氏は目が疲れる主な原因として、以下の3点を挙げました。

1:モニターのちらつき

多くのモニターでは輝度の調整について、LEDを高速でオンオフさせるPWM調光という方式で行っており、視覚的には目立たないもののちらつきが存在しています。特に輝度を下げた際にはLEDがオフになる時間が増加するためよりちらつきが発生しやすくなるとのこと。ベイリス氏は夜間、下図のようにモニターの光量に頼った環境だったため大きく影響を受けていました。



2:高いコントラスト

暗い部屋に窓から直射日光が入ってくる場合など、部屋内の明るさが極端に違う場所がある場合、目は同時に2つの明るさに適応しようとするため負担が大きくなってしまいます。ベイリス氏の部屋では、昼間は直射日光に照らされる状態でした。



また、夜間はモニターの明るさと部屋内の明るさにコントラストが発生していました。ベイリス氏が椅子に座ると、部屋の照明が体で遮られてさらにコントラストが大きくなっていたとのこと。



3:長時間同じ距離を見続けること

PCで作業する場合、常にモニターを見続ける事になります。こうして長時間同じ距離に焦点を合わせ続けると、目の筋肉が緊張して過労状態になってしまいます。照明を改善するか、20分ごとに数メートル離れたものを一度見るなどの方法で対応可能とのこと。

こうした問題を解決するため、ベイリス氏は以下の対応を行いました。

1:日光のフィルタリング

窓に薄いカーテンを取り付けることで光量を減らすだけでなく、光を部屋全体に拡散することでコントラストを低下させました。特に明るい日に対応できるように、カーテンの後ろ側には木製のブラインドも取り付けてあるとのこと。



2:壁と天井の照明

部屋のコーナーに新たに照明を追加しました。新しい照明は真上を向いており、壁や天井に反射して間接的に部屋を照らすことで照明環境の均一度合いを高めています。



3:デスク照明を追加

PCの背後に調光可能な照明を追加し、モニターの明るさと周辺の明るさを均一化しました。下図には表示されていませんが、デスクに間接光を当てるライトバーも追加したとのこと。



ベイリス氏は改善の要点を「できるだけ照明環境を均一で間接的なものにする」「健康のために可能な限り自然光を活用する」ことだと述べたほか、眼精疲労を押さえるためには「照明環境を整えるだけではなく、適度にモニターから目を外すことが大切だ」と伝えています。