▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)

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【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】

◆フローラSの注目馬

 今週は埼玉県にお邪魔していました。

 と言うのも、2021年に浦和競馬で行われる重賞レースの展望番組がテレビ埼玉で始まり、その1回目のゲストとして呼んで頂いたのですが、気づけば2回目、3回目もお声がかかり、気づけばレギュラーに。

 司会はグリーンチャンネルでお馴染みの小堺翔太さんとタレントの鈴元まいちゃん。

 そして4年目となる今年も3人での継続が決まり、水曜日は局での収録、そして木曜日は浦和競馬場に足を運び、「しらさぎ賞」を観戦。番組の回を重ねる度に感心してしまうのが、小堺くんの準備力。

 予想紙はマーカーにより色鮮やかなものとなり、その隅々にはコメントがビッシリ。

 また過去のデータにおいての資料作りもされており、傾向を掴む力も備わっているのです。小堺くんを見ていると、彼の競馬に携わった1日1日は、点で終わらず線となって繋がっており、年輪を重ねた大木のように存在感が増していきます。

 私は昔からファイリングが苦手で、どちらかというと自分の経験と記憶に頼ってしまうタイプ。頭では理解しつつも、小堺くんほどの準備や資料をまとめ保存する能力はなく、尊敬と刺激を受ける存在。今年も定期的にご一緒できることで私も背筋が伸びます。感謝です。

 さて先週の皐月賞の結果に、勝ち馬の2冠制覇は濃厚な印象を受けました。また日本ダービーに向けて面白味が増したのがアーバンシック。

 一方、ジャンタルマンタルは改めてポテンシャルの高さを感じると同時に、マイラー的な印象も受けました。よってNHKマイルCの選択に楽しみが増します。

 さて今週から東京・京都となります。

 東京で行われるフローラSですが、戦歴の浅い牝馬で、距離延長や初の左まわりなど課題も多い状況。軸を決めづらいだけに、人気にならなさそうな馬を狙ってみるのもいいかな…と思い、現時点での注目は3頭。

 まずはマルコタージュ。

 前走はスタートの遅れで後方からの競馬となり、外をまわっての8着。今回もゲートはポイントですが、デビュー戦の東京では好位から立ち回りの上手な競馬もできていましたし、中山よりは東京向きの印象も受けます。

 開幕週+戦歴の浅さから逃げ&先行馬はチャンス大。よってバロネッサとユキワリザクラも魅力を感じます。

 買い目や印などはもう少し考え、フジテレビ「みんなのKEIBA」の夢馬券で。

 それでは皆さん、また次週、お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。