飲食店にとって重要な集客施策にはさまざまな方法がありますが、新たな施策を試すなら「アプリ」の活用がおすすめです。

アプリを導入すると、ポイントカードやクーポンの配布など、お客さんと接点を持つためのサービスが簡単に展開できます。アプリがあることで、お客さんにとってもお店をお得に利用できるようになり、お店を身近に感じてくれるきっかけにもなります。

本記事では、飲食店の集客にアプリをおすすめする理由と、実際にアプリを運用している飲食店の活用事例を紹介します。これからアプリの導入を検討する人を対象に、導入時に気をつけておきたいポイント、おすすめのアプリも説明します。

こんな人におすすめ

新しい集客方法を検討している なるべくコストを抑えて集客できる施策を導入したい アプリの導入を考えているけれど、どうすればいいか分からない
飲食店の集客にアプリがおすすめの理由 リピート率アップに役立つ機能が満載 お客さんにもメリットがある アプリ導入の4つのメリット 1. 開封率の高いプッシュ通知でお店の情報を見てもらえる 2. ポイントカードやクーポンをスマホ1つに集約できる 3. 顧客情報を収集・分析できる 4. リピーターとの関係性の向上につながる 人気の飲食店公式アプリとは? 1. マクドナルド 2. ケンタッキーフライドチキン 3. すかいらーく 飲食店がアプリを導入する際に気を付けること 1. 開発コストと安全性 2. 店舗に必要な機能が導入できるか 飲食店で活用できる代表的なアプリ 飲食店でのアプリ導入にはLINE公式アカウントがおすすめ 1. 利用者が多い 2. プッシュ通知で高い反応率 3. 初期費用・開設費用が無料 4. ポイントカードの作成が簡単 5. 予約や個別のお客さんとのコミュニケーションも可能 まとめ:集客にはアプリの導入が効果的。LINE公式アカウントを使えば簡単にできる

飲食店の集客にアプリがおすすめの理由

飲食店の集客にアプリをおすすめする理由は、お店とお客さんの両方にメリットがあるからです。

リピート率アップに役立つ機能が満載

たくさんのお客さんに来てもらうため、常に新規のお客さんを獲得していくことは、お店にとって重要な課題のひとつです。しかし、マーケティング理論には「1:5の法則」という考え方があり、新規のお客さんを獲得するコストは、常連のお客さんを維持するコストの5倍かかるといわれています。

新規のお客さんの獲得も大切ですが、一方でリピーターをつくるための施策はよりコストを抑えて実行できる可能性があります。

飲食店向けアプリには、ポイントカードやクーポンといったお客さんへリピートを促す機能が備わっているので、新規のお客さんを集客するよりも手軽にリピート客を増やすことができます。

お客さんにもメリットがある

飲食店がアプリを導入することで、お客さんにとってもメリットがあります。

アプリによっては、お店の営業時間を問わず、お客さんが都合の良いタイミングで予約や問い合わせができます。さらに、お店からクーポンを受け取れるほか、ポイントを使ってお店をお得に利用することができます。アプリをダウンロードしてもらうことで、お客さんの満足度向上に期待できるでしょう。

アプリ導入の4つのメリット

では、アプリを導入することで、飲食店には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

開封率の高いプッシュ通知でお店の情報を見てもらえる ポイントカードやクーポンをスマホ1つに集約できる 顧客情報を収集・分析できる リピーターとの関係性の向上につながる 1. 開封率の高いプッシュ通知でお店の情報を見てもらえる

アプリの場合、お客さんのスマートフォンのロック画面・ホーム画面・ステータスバーなど、目立つところに通知としてお知らせを表示させることができるので、発信した情報を見てもらえる可能性が高くなります。

実際、ジャストシステムが実施した「プッシュ通知に関する実態調査」によると、プッシュ通知を開封して確認する人の割合は全体の93.7%を占めるというデータが出ています。

アプリの種類や通知の頻度、配信した時間によって開封率は変わりますが、お店の情報を高確率で見てもらうことができます。

2. ポイントカードやクーポンをスマホ1つに集約できる

代表的なリピーター施策に、紙を利用したポイントカードやクーポンがありますが、アプリを導入すればこれらをスマホに集約できます。

紙のポイントカードやクーポンとは違い、アプリであれば紛失のリスクも軽減されます。紛失によってせっかく貯めていたポイントがなくなってしまった、クーポンを持って来るのを忘れてサービスを受けられなかった、ということもなくなるため、お店に対して悪い印象を抱くこともありません。

また、ポイントの蓄積、使用・確認もアプリで完結するので、紙の印刷コストを抑えることも可能です。

一方で、お店の業務的には、従業員が慣れないアプリを運用する方が不便だと考えてしまうかもしれません。しかし、ポイントカードやクーポン発行、その他の連絡などの業務を集約できるため、結果的に人的コストが下がる可能性もあります。

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3. 顧客情報を収集・分析できる

アプリを活用することで、紙では把握できなかったポイントやクーポンの利用履歴などの行動情報を入手できます。お客さんの性別・年齢などのデモグラフィックデータ(人口統計学的なデータのこと)や客単価などのデータ分析も可能です。分析したデータは、店づくりやメニュー改善に生かし、お客さんに還元していきましょう。

4. リピーターとの関係性の向上につながる

プッシュ通知は基本的に24時間送信できますが、お客さんは常にスマホをチェックしているわけではありません。常連客の生活パターンを考慮し、プッシュ通知が開封されやすい時間帯を把握しましょう。

ジャストシステムが実施した「プッシュ通知に関する実態調査」によると、プッシュ通知をまとめて確認するタイミングは「夕食から就寝までの間」が全体で53.1%、「お昼休憩時」が全体で49%という結果になっています(複数回答可)。

例えば、企業・店舗用のアプリ「LINE公式アカウント」を利用している「長沼精肉店」では、メインのお客さんが主婦層のため、家事が落ち着いた時間帯と考えられる8~9時、22時以降にメッセージを配信して効果を上げています。

このように、アプリを活用するとお客さんの属性や行動の分析が容易になり、よりお客さんに適したコミュニケーションをとることができます。結果、リピーターとの関係性向上が望めるでしょう。

1度のメッセージ配信でテイクアウト売上20万円! ユーザーとの距離の近さを数字につなげる精肉店のLINE活用|LINE for Business

人気の飲食店公式アプリとは?

飲食店向けのアプリには、どのような機能が必要なのでしょうか。ここでは人気の飲食店が提供しているアプリを3つ紹介します。全て大手チェーン店ですが、いずれもお客さんのニーズに合わせた特徴的な施策を行っており、お店の規模に関わらず参考にできます。

マクドナルド ケンタッキーフライドチキン すかいらーく 1. マクドナルド

マクドナルドのアプリの特徴は、クーポンの種類が豊富なこと。セットメニューだけではなく、コーヒーやポテトのサイドメニューなど、毎日さまざまなクーポンが配信されています。

モバイルオーダーメニューに備わっている店舗検索では「Free Wi-Fi」「24時間営業」「ドライブスルー」といった細かい条件に合わせて絞り込みができるので、目的にあった店舗を簡単に探すことができます。

2. ケンタッキーフライドチキン

ケンタッキーフライドチキンのアプリでは、通常クーポンの配布はもちろん、「チキンマイル」と呼ばれる独自のポイントシステムを導入しています。お店を利用するとチキンマイルが貯まり、「ブロンズステージ」「シルバーステージ」というようにステージがアップしていきます。

ステージに応じてお得な特典がゲットできるため、何度もお店に足を運びたいと感じるお客さんが多いでしょう。

3. すかいらーく

すかいらーくは、ガスト、バーミヤンといったすかいらーくグループ全店で使える店舗共通のアプリを展開。そのため、複数のアプリをダウンロードする必要はなく、グループ全店で利用可能なクーポンがもらえます。特定の店舗のみで使えるクーポンや時間帯限定のクーポンも人気です。

飲食店がアプリを導入する際に気を付けること

アプリの導入を検討する段階に入ったら、具体的にどのようなことに注意すればいいのでしょうか。

開発コストと安全性 店舗に必要な機能が導入できるか 1. 開発コストと安全性

まずは、コストと安全性について考えてみましょう。アプリを自社開発する場合、高額な費用がかかります。具体的に必要となってくるのは、エンジニアの人件費、開発会社への依頼費用です。また、アプリは開発して終わりではないので、ランニングコスト(維持・管理のための費用)もかかってしまいます。

さらに、不具合が起きた場合でも全て自社で対応しなければならないこと、入手した顧客情報を安全に管理する必要もあるため、普段の忙しい業務の合間に行うのは難しい場合が多いでしょう。

2. 店舗に必要な機能が導入できるか

自社での開発が難しい場合は、既存の店舗用アプリシステムを検討しましょう。使うシステムによって搭載できる機能が異なるので、以下のように店舗で利用したい機能が備わっているか確認が必要です。

ポイントカード プッシュ通知 クーポン発行 予約 個別メッセージの送信

飲食店で活用できる代表的なアプリ

飲食店で活用できる代表的なアプリを5つ紹介します。どのような機能が備わっているか比較してみましょう。

アプリ名

料金

ポイントカード

プッシュ通知

クーポン発行

予約システム

個別メッセージ

LINE公式アカウント
(フリープラン) 初期費用:無料
月額費用:メッセージ1,000通/月まで無料 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ GMOおみせアプリ
(Lightプラン) 初期費用:要問合せ
月額費用:22,000円~ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ アプスタ
(バリュープラン) 初期費用:110,000円~
月額費用:31,900円~ ◯*1 ◯ ◯ ✕ ◯ iSTAMP
(スタンダードプラン) 初期費用:無料
月額費用:5,478円 ◯ ◯ ◯ ✕ ✕ みせみぐ 初期費用:無料
月額費用:無料 ◯ ◯ ◯ ✕ ✕

飲食店でのアプリ導入にはLINE公式アカウントがおすすめ

飲食店の集客にはお客さん・お店の双方にとってアプリが便利です。大手チェーン店等であれば自社での開発が可能ですが、個人経営のお店にとって現実的ではありません。

コスト面を考えると、無料で開設できるLINE公式アカウントは試しやすく、初めて導入する場合にもぴったりです。コストを含め、LINE公式アカウントがおすすめの理由は以下の5つです。

利用者が多い プッシュ通知で高い反応率 初期費用・開設費用が0円 ポイントカード作成が簡単 予約や個別のお客さんとのコミュニケーションも可能 1. 利用者が多い

LINEは、月間利用者数が9,200万人を誇るコミュニケーションアプリです。毎日利用するユーザーも85%(数値はいずれも2022年3月末時点)と高く、圧倒的なシェアを誇ります。そのため、すでにインストールしているお客さん・従業員が多く、使い慣れているので、気軽にコミュニケーションを深めることができます。

2. プッシュ通知で高い反応率

お客さんからの反応率が高いという特長もあります。2021年7月に実施したマクロミル社の調査によると、LINE公式アカウントからのメッセージについて7割近くの人が「読んだ」と回答しており、プッシュ通知によって多くの人の目に触れることが期待できます。

お店のURLをクリックする、といったアクション率も5割以上に上り、店舗のWebページなど外部サイトへの誘導にも効果的です。

3. 初期費用・開設費用が無料

LINE公式アカウントは、初期費用・開設費用ともに無料です。コストがかからないためハードルが低く、初めてアプリを導入する人にとっても始めやすいです。また、「フリープラン」であれば月間1,000通までは無料でメッセージ配信が可能。有料プランとの差異なく、その他のさまざまな機能も無料で利用することができます。

友だちが500人を越える場合は、プラン切り替えの検討が必要となります。ライトプランは月額5,000円でメッセージが月15,000通まで、スタンダードプランは月額15,000円で月45,000通まで配信可能です。

4. ポイントカードの作成が簡単

LINE公式アカウントでは、ポイントカード(ショップカード)が簡単に作成できます。管理画面にログインしてメニューの「ショップカード」を選択し、項目ごとに設定するだけで利用できます。特典もお店によって自由に設定が可能です。

LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) ショップカードマニュアル|LINE for Business

5. 予約や個別のお客さんとのコミュニケーションも可能

LINE公式アカウントなら、お客さんとのコミュニケーションもスムーズです。例えば、予約受付やリマインドも、普段使っているLINEと同じような操作でメッセージを送ることができます。

管理画面では、友だちとなっているお客さんの属性データが把握できるほか、ショップカードのポイント利用状況、メッセージ配信の反応率などのデータが確認できるため、お客さんの状況に合わせて個別にメッセージを送ることも可能。お客さんとのコミュニケーションを深めるのに便利です。

まとめ:集客にはアプリの導入が効果的。LINE公式アカウントを使えば簡単にできる

アプリには、飲食店の集客のために便利な機能がたくさん備わっています。多くの飲食店の場合、自社でアプリ開発をすることは現実的ではないので、既存の企業・店舗用アプリを検討しましょう。

なかでも、LINE公式アカウントは初期費用無料で開設できるので、まず試してみたい方におすすめです。

詳しい始め方については、以下のボタンからチェックしてみましょう。

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*1:バリュープランはポイント制ではなく、特定の数がたまるとチケットなどと交換できるスタンプカード機能が利用可能