スバルが巨大SUV新型「アセント」発表! 新デザイン採用の3列モデル! 新旧何が変わった? 米国で刷新

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存在感スゴイ! 新型アセントがアメリカで登場!

 スバルの北米法人は、「アセント」2023年モデルを発表し、2022年秋に発売することを明らかにしました。

 アセントはスバルが北米で販売するモデルで、南米やアジアなどでは「エヴォルティス」という名称で展開されています。

フォレスターみたいなデザインになったスバル新型「アセント」(2023年モデル)

【画像】デカフォレスター!? 迫力スゴすぎな5m級のスバル新型SUV「アセント」を画像で見る(26枚)

 3列シートSUVのアセントのボディサイズは全長4998mm×全幅1930mm×全高1819mm、ホイールベースは2890mmとスバル最大。日本ではトヨタ「ランドクルーザー」と同等のサイズ感で大型SUVといえますが、北米では中型に分類されます。

 2018年のデビューから4年が経過し、アセントはデザインを大きく変更しました。従来モデルとの違いはどのようなところにあるのでしょうか。

 新型アセントの大きな特徴はフロントマスクの変更です。従来モデルもコの字のヘッドライトを装着していましたが、新型アセントは最近のスバル車に多く採用されている小ぶりのヘッドライトを搭載。

 さらに、ブラックのフロントグリルは中央のスバルエンブレムから左右に伸びるメッキ加飾(一部グレードはブラック)が追加され、まるで「フォレスター」のようなデザインになりました。

 スバルは「BOLDER」というデザインコンセプトを採用しており、小型のヘッドランプに大きなヘキサゴングリルを組み合わせてたくましいフロントフェイスを実現しており、新型アセントでもこのコンセプトが取り入れられることになります。

 また、フロントバンパーも新形状となり、車両下部の空気の流れを改善するために下端部に新エアダクトを搭載。フォグランプベゼルなども新デザインを採用しました。

 リアも最近のスバル車に共通するコの字のテールランプを採用。従来モデルとはひと味違う、存在感のあるスタイルに進化しています。

内装も最近のスバル車と共通化!

 新型アセントは内装も刷新。従来モデルはインパネ中央のディスプレイのほかに、上部にマルチファンクションディスプレイを配置する2段構えの画面構成でしたが、新型アセントはタブレットのように操作できる11.6インチ大型マルチメディアプラスシステムに集約。

 先進的なインテリアとスッキリとした視界を実現しました。

11.6インチの大型ディスプレイで先進感アップ

 さらに、新しい「キャビンコネクト」が採用され、マイクとスピーカーを通して1列目の乗員と3列目の乗員がコミュニケーションしやすくなっています。

 加えて、駐車時に役立つ、車両を上から見たような映像を映し出すサラウンドビューモニターは新システムが採用され、4つのカメラからの画像を組み合わせてひとつの映像とすることで、駐車中の周囲の状況が把握しやすくなりました。

 安全面では、新型アセントは最新の「アイサイト ドライバー アシスト テクノロジー」を搭載したほか、従来から採用されているデュアルカメラに加えて新たに広角カメラを追加。これまで以上に視野を拡大することで、歩行者や自転車などをより早く認識することが可能になりました。

 なお、パワートレインは従来モデルと同じ、2.4リッター水平対向4気筒ターボエンジンにCVTが組み合わされ、駆動方式は全車AWDです。

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 2018年3月末に生産終了した「エクシーガ クロスオーバー7」を最後に、国内でスバルの3列シート車は姿を消しています。

 アセントは日本に導入されることはないといわれていますが、3列シートを望むユーザーからのニーズは大いにありそうです。