インスタ投稿で正方形が減った? 断然便利になったPC投稿の正式対応

写真拡大 (全5枚)

インスタグラム(Instagram/インスタ)と言えば、数々の流行を生みだすSNSで、誰もが知っている。

インスタを使ったことがなくても、「インスタ映え」という言葉を聞いたことがない人はいないのではないだろうか。

インスタは今ドキのSNSで、写真や動画を投稿して、多くの人に見てもらって楽しむサービス。インスタのようなサービスを見るために多くのユーザーはスマートフォンを使うといっても過言では無い。
そのためインスタは、基本的にスマートフォンで使うことを前提としてアプリが作られており、画面やメニューもスマートフォン向けになっていた。

それがPCからもインスタに投稿できるようになったのだ。


■PCから投稿できるようになったワケ
みんながスマートフォンの写真を投稿してわいわい楽しむなら、スマートフォンから投稿できれば事足りたのかもしれない。
しかし、もはやインスタはメディアの1つになっている。
それは企業が広告を出し、公式アカウントが商品をアピールする場にもなっていることを意味する。

となれば、スマートフォンではなくPCからも投稿できた方が便利ということになる。

企業が利用するなら、プロが加工した写真をイメージ広告に使うだろう。
広告写真で写真家を使うならならハイエンドのカメラで撮影した写真を編集して作品を投稿するだろう。

企業などがビジネス目的でインスタを利用する場合、
PCに保存された写真や動画ファイルは、これまでわざわざスマートフォンに転送してインスタに投稿する必要があった。

それがついに、インスタが正式にPCに対応したことで、一気に悩みが解決したのだ。


■Chromeの裏ワザも不要になった
これまでのインスタでは、PCで表示はできるが投稿はできなかった。
閲覧のみできる状態だった。

「正式に対応」以前は、PCで投稿するためには裏ワザを使う必要があった。
裏ワザとは、
ブラウザーのChromeを使い、デバック画面というWebページの検証を行うための特殊な画面を使うことでPCからインスタ投稿をすることだ。

デバッグ画面とは、
作成したWebページがどのように表示されるかを確認し、修正するための画面。
PC画面とスマートフォン、携帯の画面を切り替えながら、それぞれの表示状態を確認できた。ここで画面をスマートフォンに切り替えて “疑似的に”スマートフォン仕様にすることで、PC上でもスマートフォンと同じような操作、投稿ができたというわけだ。


これまではChromeのデバッグ画面を使って投稿する裏ワザが必要だった。



■これがインスタのPC画面
実際、企業だけでなく、一般利用でもChromeのデバック画面から投稿していた人も多かった。

しかし、ようやく正式にPC投稿に対応したことで、今後は裏技を使う必要はなく、しかもとても美しくレイアウトされた画面がPCに表示されるようになった。

スマートフォンと同じように、ストーリーズやタイムラインが表示され、さらにPC画面の広さをいかして、おすすめのユーザーが同じ画面内に表示される。

もちろん投稿も簡単だ。
スマートフォンでは画面最下部にあったメニューがPCらしく最上部に表示され、投稿のほかにもおなじみのハートマークや位置情報もある。ハートマークは自分の投稿についた「いいね!」のほかに、フォロワーが増えたことが通知で表示される。

もうひとつメリットがある。
PC画面のインスタではアカウントの切り替えも簡単にできるのだ。

メニューにもしっかり「アカウントの切り替え」が表示されるし、アカウントの横にも「切り替える」とわかりやすく表示されている。それだけ複数のアカウントを使い分けるユーザーが多いのだろう。アカウントの切り替えはスマートフォンアプリでも簡単にできるようになり、今や必須の機能の1つでもある。


インスタのPC画面。タイムラインはもとよりメニューやアカウントが小ぎれいに並んでいる。



投稿画面も使いやすい。ドラッグ&ドロップで写真を投稿できるのはPCならでは。



投稿の表示画面もリニューアルされ、シンプルでわかりやすいレイアウトだ。


インスタがPCに正式対応したことで、より高解像度の写真を投稿したり、デジタルアートのような作品をPCで作り込んで公開したりといった楽しみが広がる。

またPC投稿ができるといってもインスタらしさは失われていない。
大きな写真が目に飛び込み、コメントやユーザー名はオマケ程度ぐらいの控えめな感じが好ましい。

ただPCに正式対応して以来、PCからの投稿が増えたのか、インスタ初期からの伝統だった正方形の写真が減った気がするのは、筆者だけの杞憂だろうか。




執筆 八木重和