広瀬は2週連続で放送された『情熱大陸』(毎日放送系)での密着の様子も話題だ

「今の日本のトップ女優の写真集といえども、この価格設定は強気ですよ」

 ある出版関係者がこう話すのは、11月9日に発売が発表された、女優・広瀬すず(23)の写真集広瀬すず10周年記念写真集「トレジャー・トレジャー」』(講談社)のことだ。

 広瀬のデビュー10周年を記念した1冊で、足かけ3年にわたって制作されてきたものだという。2022年2月の発売に向けて予約が始まっているが、その定価は3850円になっている。前出の出版関係者は、これが“強気”だというのだ。

「現在の写真集市場では、だいたい2000〜3000円の価格設定が主流。3000円を超えるものは一部のヌード写真集くらいです。ちなみに2019年末に発売され、大胆なカット満載で空前のヒットになった田中みな実さんの写真集は、1980円でした」

 つい最近では、人気女優の浜辺美波(20)も自身の20歳を記念した写真集『20』を発売した。その定価は2970円。売れ行きは初週で1.7万部の売り上げと好調だった。だが、大手通販サイトのレビューには、

《私の期待が大きすぎたのか 少しがっかりした気持ち》

《試し読みをみた時からあんまり期待してなかったけど 残念としかいえない。》

《分かっていたけどこの程度です。》

 と“後悔”の声が続出したのだ。

「浜辺さんの写真集は『自身初となる水着での撮影』と謳っていましたが、その水着姿も期待外れのもので、こういう声が上がってしまったようです。

 広瀬さんの写真集は発売告知のリリースで、洋服のままプールに入る彼女の写真が公開されていますが……水着姿などこれ以上、大人っぽさを感じさせるカットは期待できないでしょう。高価格での発売は少し心配ですね」(芸能記者)

 浜辺の“二の舞”となってしまうのか――。

「いや、それは杞憂に終わると思います。2人の間には大きな差があるんです」と断言するのは、ある広告代理店関係者だ。

「世間的には広瀬さんも浜辺さんも人気が高いといわれていますが、業界内で『消費者の消費意欲を刺激する力を持っている』と認知されているのは広瀬さんのほうです。

 それはCMの年間契約料金に表れていて、広瀬さんのほうが浜辺さんよりも1.5倍以上高額となっています。しかも、高額にもかかわらず広瀬さんを起用したいという企業のほうが多いんです。このことからも、これくらいの価格でも浜辺さんより売れると考えていいでしょう」

 “財布のひも”は人々の思惑を正確に映し出すのか。