2トーンカラーに青い瞳の珍しいネコ(画像は『AMAZING NARNIA Double Face 2019年8月5日付Instagram「What do you think Narnia looks like ?」』のスクリーンショット)

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顔の半分がグレー、もう半分が黒と真ん中できっちり分かれたツートーンカラーの大変珍しい毛色、そして美しいブルーの瞳をもつ雄ネコ“ナルニア(Narnia、3)”はインスタグラムで大人気だ。そのナルニアには何匹もの子供がいるが、昨年に誕生したきょうだいネコの毛色がSNSを中心に話題になっている。『Daily Mail Online』『Bored Panda』などが伝えた。

ナルニアは2017年3月28日にフランスのパリでブリーダーのステファニー・ヒメネスさん(Stephanie Jiminez、34)のもとに誕生し、現在はイギリスで暮らしている。ナルニアの特徴は、きっちりと顔の半分でグレーと黒に分かれたその毛色と青い瞳だ。この瞳の色は白い猫に見られ、有色の猫にはほとんど発現しないという。ステファニーさんはナルニアが誕生した時のことを「とても驚いたわ。でも同時に、ナルニアは特別だってすぐに分かったの」と語っている。

ナルニアの大変珍しい毛色やその瞳の色から当初、ひとつの個体が2セットの遺伝子を持って生まれる「キメラ遺伝子」を持ったネコと考えられていた。しかしナルニアの遺伝子検査を行った結果、DNAは一つしか確認できずキメラ猫ではないことが明らかになった。ナルニアになぜこのような毛色が出現したのかは、遺伝子的に謎のままだという。

そんな不思議な魅力でいっぱいのナルニアだが、3歳になった現在は成熟した雄ネコとしてパートナーの“ベラ”との間に何匹もの子供を持つ父親でもある。

昨年、ベラとの間に誕生したきょうだいネコの“プラダ(Prada)”と“フォニックス(Phoenix)”は、ナルニアの毛色を半分ずつ分けたかのように黒とグレーの毛色を持っている。しかも黒色のプラダは、ナルニアの口下のあごの部分にある白いポイントマークまで受け継いでいたのだ。2匹ともナルニアのブルーの瞳は継承していないが、この2匹以外の子供で明るい茶毛の双子“オルフェ(Orfée)”と“オザンナ(Ozanna)”、黒の“ロズウェル(Roswell)”、グレーの“ローズ(Rose)”、マルチカラーの“ポラリス(Polaris)”と“ファントム(Phantom)”には全員がナルニアの美しいブルーの瞳が受け継がれており、ステファニーさんは「有色の猫が青い瞳を持つのは世界的にも本当にレアなの! これは『ICE』と呼ばれる新しい遺伝子なのよ」と明かしている。

ステファニーさんがナルニアの誕生とともに立ち上げたインスタグラムは現在24万7千人以上のフォロワーを獲得しており、プラダとフォニックスの写真には「なんて不思議なの!」「本当に美しいわ!」「とても可愛い」など多くの称賛のコメントが書き込まれている。

なおステファニーさん曰く、ナルニアは6月29日頃に新たな子ネコの父親になる予定とのことだ。次に生まれてくる子ネコが、どんな毛色と瞳の色を受け継ぐのかが注目されているようだ。

画像は『AMAZING NARNIA Double Face 2019年8月5日付Instagram「What do you think Narnia looks like ?」、2019年5月29日付Instagram「My children have each taken a part of me」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)